《あらすじ》 第35話 獅子の拳!エデン、傷心の闘い!マルス様が火星を呼んでいる頃…
光牙たちが巨蟹宮を突破したころ、エデンはいまだアリアを失った悲しみから抜け出せずにいた。そのエデンの前にメディアが現れる。光牙が放った闇の小宇宙に興味を持ったメディアは、その力を手に入れるか超えるようエデンに言う。だが、エデンはそんなことに興味を示さず、幼い日の自分とアリアのことを思い出していた。そんなエデンを立ち直らせようと、容赦なく拳を振るうソニア。そして、エデンを心配したミケーネも姿を現した!
(公式サイトより)
久々に登場のプリンス・エデンはやっぱりアリアの死を引きずって三角座り状態です。
ぶっちゃけ、コイツのしけたツラを見せられると、こっちのテンションも下がります。
「幼い頃の思い出」というキャプションが無いとヤバイ感じになりかねない回想という名の幻覚ですが…
幼い頃、アリアを外に連れ出したものの、母ちゃんに見つかって引き戻されるという、今と全然変わらない思い出です。全く成長してないじゃん、プリンス!
一方その頃、ここに来て怪しさ満点のメディア様は、光牙の闇の小宇宙にいたく関心を示していらっしゃいます。
いっそ、女のことでぐぢぐぢ悩んでるクソ息子よりも、闇の素質抜群な光牙君を養子に取るというのはどうでしょう?
どこまでも体育座りモードなエデン。
空なんて、見上げちゃって…。
落ち込む姿がいい加減ウザくなってきた姉ちゃん。
弟を呼び出し、腐った性根と縮こまったキ●タマを叩き直そうと、鉄拳制裁をはじめます。
往復ビンタからの…
腹パン!
ついでに止めも刺してしまおうと振りかぶった拳を、額で受ける男が現れます。
そう、我らがバッテンもみあげ包帯ことカテキョのミケーネ先生です。
「エデン様の躾は、カテキョの私にお任せいただけませんか!?」という懇願を容れるソニア様。
ソニア様に替わってプリンス・エデンを呼び出すバッテンもみあげ包帯。
やはりと思ってはいたものの、目の前で死んだアリアのことをぐぢぐぢ後悔されると、だんだんこんな人相にもなろうというもの。
プリンス・エデンの説教部屋行きが決定しました。
「迷いを抱くことは構わないが、迷いの中に閉じこもるのはダメ!」
となかなか良いことを言うカテキョのミケーネ。
ここでも指導方針は姉ちゃんと同じく鉄拳制裁です。
「『強くなれ』と言われ続けて強くなって、その先に何があった? アリアが死んじゃったじゃないか! じゃあ強さって何なんですか!? 医者って何なんですか!?」
と、『ブラックジャックによろしく』の主人公みたいなことを言い出すエデン。逆ギレしてカテキョの巨乳な胸部に襲いかかります。
が、ここでエデン君は気づいてしまいます。
「…父上も、過ちを犯すことがあるのか!?」
これにはカテキョのミケーネ先生もビックリです。
(え? いや、そういう方向の気づきを期待してたんじゃないんだけど…
ってか、こいつ、ガチで物わかり悪くね?)
えーかげんにせえよ、とばかりに拳でとどめを刺しに行くミケーネ。
しかし、エデンの前に現れたアリア製と思しき花びらを殴った瞬間、エデンは消えてしまいます。
エデンの説得に失敗し、茫然自失のカテキョ。後ろ姿に哀愁が漂います。
メディアにエデン再教育ミッションの失敗を告げるミケーネ。
「そんなことより、ペガサスの闇の小宇宙をどう思います?」
と聞かれ、さすがに唖然とするミケーネ。いかにも腹に一物抱えてそうなメディアに若干引き気味です。
その頃、エデン坊ちゃんは、かつてアリアを連れてこようとした湖畔にやってきていました。
そこでエデンは、アリアの思い、のようなものを受け取ります。
もしこれがアリアの意思によってなされているのだとすれば、エデンはかなり面倒くさい奴と言えるでしょう。死んでからも手間かけさせるんじゃあない!
幻覚だか妄想だかわかりませんが、色々あってやっと戦いに赴く決心をしたエデン。
戦いの理由も何だかなぁ、だけど、こんな結論、誰も望んでなかったと思うんです。
この人も、
この人も。
一方その頃、ニコ1にされた蒼摩&栄斗は獅子宮にさしかかっていました。
カテキョのミケーネ先生、ちゃんと獅子宮に戻ってるんでしょうか?