2012年9月10日月曜日

[紹介] 泉昌之『食の軍師』

泉昌之『食の軍師』
グルメよりも通の食べ方、段取りのうんちくギャグ漫画。おでん一つ頼んでも「大根三角の陣形」とか、無駄に三国志になぞらえたり、とにかく面倒くさい!w …って、今気付いたけど「食」と「蜀」をかけてたのか!w(crossreview


 本屋でマンガをジャケ買いするのって何年ぶりだろう。
 いやー、バカバカしかったです(笑)。

 作者のマンガを初めて読んだんですが、何と紹介してよいものやら…
 一口でまとめますと、「通ぶったトレンチコートの男が飲食店に入り、自分の段取りで最高の食べ方をしようとするが、ライバルと勝手に目している男の食べ方を深読みして自滅し、毎回敗北を喫する」という、自分で説明書いてても今イチ何書いてんのかわかんない話でした(笑)。
 自らを三国志の天才軍師・諸葛孔明になぞらえ、注文したおでんダネに「白三形の陣」、とんかつ三切れを醤油辛子・塩辛子・ソース辛子で食す「豚下三分の計」などやたら三国志が絡んできてめんどくさい!(笑) そのギャグで細かすぎる食のうんちくの量をごまかしているようにも思えるのですが、よくよく考えると仮想敵・力石の食い方のうんちくもひねり出して描かなきゃならないので、浮いた手間とかかってる手間が行って来いになってんじゃないかなぁ。

 グルメ漫画はそれなりに読んできたつもりでしたが、ここまで清々しく読後何も残らなかったのは初めてです!(笑)