《あらすじ》 第43話 軍神復活!突入、最後の宮!遂に最後の宮、双魚宮に到達した五人。
ついに最後の宮である双魚宮へと到達した光牙たち。そこに待ち受けていたのは、最後の黄金聖闘士である魚座ピスケスのアモールだった。アモールは光牙を拘束すると、蒼摩、龍峰、栄斗を水の牢獄へと閉じ込め、マルス四天王とのデスマッチを強要する。さらに、残ったユナをいいようにいたぶった。そして、身動きができずくやしがる光牙に、アモールは拘束から逃れる唯一の方法を教える。それは闇の小宇宙に身をゆだねることだった!
(公式サイトより)
趣味の悪い内装に囲まれて五人を待っていたのは、魚座・ピスケスの黄金聖闘士・アモールです。
「さぁ、私たちの舞台をはじめましょう!」と芝居がかったことを高らかに言うアモール。早速、水の壁を発生させ、光牙・ユナと蒼摩・龍峰・栄人を分断します。
龍峰が「水属性!」と解説し、栄人が土属性で相殺しようとしていましたが…ぶっちゃけ今更属性を持ち出すのは野暮ってもんじゃないでしょうか。
「そこいらの聖闘士と私を一緒にするのは、失礼というものです」という嫌みな台詞を言うアモール。慇懃無礼キャラとして、なかなかキャラクターが立っているのですが、こういう物言いに対して直情径行の光牙はカチンとくるわけです。「お前…」と襲いかかる光牙に、アモールは棒状にした闇の小宇宙を放ちます。
(「アレステッド・ジャッジメント!」)
色味から、この技がいかにも「闇」ということがわかるわけですが、例によって光牙はこの「闇の牢獄」に囚われてしまいます。
光牙の闇のポテンシャルに対するマルス陣営の評価がどれだけ高いかがうかがえます。私なら、これだけ目をかけられたらマルス陣営に転ぶかも…
「これは特殊な技でしてね…あなたの光の小宇宙では絶対に破れません」と説明中のアモールに、いきなり襲いかかるユナ。幾多の戦いを経て、
ただ、不意打ちをさらりと躱され、「貴女は淑女だと思っていたのですが…」と言われ、ユナは口ごもってしまいます。
その後、アモールはいきなりユナを口説き出します。
もちろん速攻で拒否られるわけですが、「残念です。まさかこの私がここで人生初の失恋を喫するとは…信じられない」と余裕綽々なことを言い、どこまで本気だったのかよくわかりません。
とにかく、口では完全にユナを手玉に取っていて、「あなたを倒せば光牙の拘束も水の壁も解けるのね?なら…」と戦おうとするユナを軽くいなし、「お膳立て」を完成させてしまいます。(ユナはそれを傍観するだけ)
輪廻なんとか、という技で蘇ったのはマルス四天王。
(左から、ディアーナ、バッカス、ロムルス、ウェルカーヌス)
実力は黄金聖闘士以上らしく、先の大戦では星矢たちを追い詰めたとのこと。
でも、星矢たちは基本的にいつでも追い詰められているからなぁ…
と、そこに案の定アテナが介入してくるわけですが、沙織さん、このときは囚われの身じゃなくちゃんと戦ってたのね! 仕事してんじゃん!!
しかも強い! 四天王に重傷を負わせ、長い眠りにつかせたとのこと。
こんだけ強いのなら、アテナを前面に押し出して戦うべきだと思います。
「こんな奴らまで呼び出しやがって。アイツは黄金聖闘士と言うより魔法使いだな」という蒼摩のツッコミもナイスです。
「この拘束を解いて俺と戦え!」と虫の良いことを言い出す光牙に、アモールは光と闇の選択を迫ります。仲間をいたぶることで光牙を追い詰め、自ら闇の小宇宙を解放させることが狙いです。
そんなの、今までの流れからしたら途中で何となく気づきそうな話なのに、ユナは、アモールがマルス四天王を召喚するのを隣でボサッと見ていたわけです。らしくない間抜けっぷりです。
準備が全て整った所でアモールに襲いかかるユナ。
しかし、放った蹴りは全て躱され、挙げ句、足の品定めまでされてしまいます。
(「いい足をしている。しなやかで美しく、適度な筋肉量。まさに私の理想の…」と聖衣の上から触ってわかる模様。以前と違って聖衣の素材が伸縮性に富むものなのか、それともアモールの変態レベルが高い故なのかは不明)
その頃、水の壁の向こうのThe3名様は、マルス四天王相手に苦戦中でした。
そんな仲間の姿を見せられた光牙に、アモールは選択を迫ります。
(「どうする? 頑固一徹に光を貫く? それとも仲間のために闇る?」)
(やや間違ったラグジュアリー感で選択を迫るアモール)
ユナはなおもアモールに襲いかかりますが、軽くあしらわれます。
「戦いたければまずは私を
「私はあなたを
と色々微妙な発言が飛び交う中、アモールは圧倒的な力量差でユナを隣におっちんさせました。
それでも言うことをきかないユナを金縛り状態にするアモール。
(薄い本ならアモールの手の中には”とびっこ”のリモコンが握られているところ)
テレパシーで会話するアモールとメディア。
ただ、メディアは弟にも全てを打ち明けていない様子。
(弟にこんな表情させるって、どんだけ腹黒いねん、メディアは)
(The3名様はなおも苦戦中)
アモールの金縛りを振り切ったユナ。
アモールをイラッとさせます。
「いい加減にしてもらおうか。
私は芝居を見ているのだ。
邪魔を、するなっ!」
ずっと慇懃無礼だっただけに、敬語が消えただけで怖さが倍増。ここでもアモールのキャラが立ちまくりです。
それにしても…
さすがにこれ↑はやりすぎでしょうwww
闇を選ばないとユナにとどめを刺す、と、最早光牙を追い詰めるだけで全然選ばせていないアモール。
逡巡の果てに、光牙は闇の小宇宙を解放します。