2013年2月13日水曜日

[紹介] 森高夕次・アダチケイジ『グラゼニ』(7巻)

新シーズンは6人目の先発投手に転向した凡田。登板間隔が開く先発の間隔に戸惑ったりしつつも、一定の投球内容を見せてはいたが、勝ち星がついてこない内に調子を崩して2軍へ。西浦登場で高校時代の物語とリンク!(crossreview

 ペナントレースが開幕し、凡田は6人目の先発投手としてマウンドに上がることに。
 今まで中継ぎとして連日投げてきた凡田にとって、登板機会が1週間開くことには違和感が…。しかも雨天や5連戦で飛ばされ、投げたいというフラストレーションがたまる一方。
 ゴールデンウィーク中は3回までの先発で3登板する。本人としては中継ぎ感覚で0点に抑えられるものの、チームの勝ち星がついてこず、いつしか調子を崩して2軍落ちに。
 先発投手の裏事情が垣間見えて面白かったが、当の凡田は起用方針がハッキリしないのでやりにくそう。この先、凡田はどうなるんだろう?

 2軍に落ちている間は、統一球の話が何気に面白かった。
 加えて、高校の先輩・西浦の登場で高校時代の回想話と本編が繋がったのも何だか感慨深い。山梨県人会の大野雪雄と三人でふざけていたシーンは「?」だったが、巻末の高校時代の物語を読んで納得。なるほど、そういう因縁があったのね。

 最初の方は野球界の裏事情モノという色合いが強い作品だったが、いつの間にか主人公の凡田が動き出し、業界話と物語のバランスが良くなってきた印象。次巻ではまた新しいキャラが出てくるようですが、続きが楽しみです。