税務調査から更正処分を経て税務訴訟に至るまでが、一つのストーリーでわかりやすく描かれている。手続の流れや租税実務の雰囲気がわかるのに加え、後半の税務訴訟では行政訴訟のイメージもつかめるお得感。オススメ。（crossreview）
税務調査から更正処分を経て税務訴訟に至るまでが、一つのストーリーでわかりやすく描かれています。
単に租税実務の手続の流れを追うだけでなく、税務署内部の人事の話や徴税官の個性などにも触れられているので、租税実務に携わる人たちの雰囲気も伝わってきます。おそらくこういう所が、単なる絵解きを超えた「マンガとしての読みやすさ・わかりやすさ」につながっているのだと思います。
加えて、租税自体には興味が無くとも、行政法を勉強している人も一読の価値があると思います。
後半の税務訴訟とは要するに行政訴訟です。行政法や行政訴訟は抽象的でイメージが掴みにくいという声をよく聞きますが、行政法に苦手意識を持っている人は一読してみるのもいいんじゃないでしょうか。
