《あらすじ》 第16話 運命の星のもとに!聖闘士達の生きる道!
旅を続ける光牙たちの前に、火星士ラジンスキー率いるアント隊が立ちふさがった。体調のよくないアリアの身を案じた光牙たちは戦いを避け逃げ出すが、途中で財布を落としてしまう。このままでは船に乗って、次の目的地へ向かうことができない。そこへパウロという老人が現れ、ペンションでバイトをすることを持ちかけてきた。やむを得ずバイトをする光牙たちだったが、なれない仕事で失敗ばかり、ついにバイトをクビになってしまう…
まずは前回のあらすじから――(公式サイトより)
そして、自らのプライドのために道を踏み外した市に、ペガサス流星拳が炸裂する。
光牙は、市の行く末に後ろ髪引かれながらも、次の遺跡を目指す。…何か酷い言われようです(笑)。
南国系のジャングルを、塾通いの中学生(除・ドレス姿のアリア、白スーツの忍者)みたいな格好で歩く一行。
ところで、ここ、どこなんでしょうか?
西アジア→東欧の寒冷地→前回の遺跡(インド~東南アジアっぽいところ)→今回は海。
そして船で渡る必要があり、次回はジャミール(チベット方面)?ですから、距離・方向等を勘案し、パキスタンのカラチかな?と予想しました(渡らなきゃいけないのはインダス川と考えました)。
が、植生が合わないようにも思います。
(何で日曜日に地図帳と格闘してるんだ、俺…orz)
と、ここでマーシアン追跡部隊・アント隊が登場。
名前からして雑魚丸出しです。
アリアがいるので速攻逃げた一行。
お姫様だっこでキャッてなってるアリア。
お前、先週ジャケット忍者にも思いっきりお姫様だっこされてたじゃねえか。
そしてこのとき、ユナは瞬からもらったピンクのがま口財布を落とします。
西アジア在住なのにピンクのがま口財布を持っていってた瞬さん。
趣味が素敵すぎます。
南国系の大都市に到着した一行。
アリアと光牙は初めての大都市です。
二人とも育ちが極端すぎ。
フェリーに乗ろうとしたとき、ユナは瞬からもらった財布を落としたことに気がつきます。
フェリーが行くのを船着き場で呆然と見送り、八方ふさがりになった一行。
そんな一行に、「俺のボートに乗せてやる」とバイト話をもちかけるペンションのオーナーが登場します。
二人でペンションを切り盛りしているものの、今は客が多くて手が足りず、猫の手も借りたいとのこと。
聖闘士がバイトして良いのか? と妙な悩みを見せるユナに、
「アテナを救うためだ!」
と百万ドルのドヤ顔で答える蒼摩。
意味がわかりません。
さて、早速仕事をするわけですが、光牙&アリアは皿洗い。
光牙はガチで使えなくて、皿を割り続けます。
栄斗は変態忍者としての技能を遺憾なく発揮し、窓ふきで客のウケまでとります。
ウエイターの蒼摩は、適応力とコミュ力の高さを見せ、仕事ぶりも板についていますが、女の子に勝手にデザートをおごったり、店が混んでいるのにナンパを続けたり、と「できるダメな奴」です。
一番の人選ミスはユナ。
洗濯物を担当しています。
ユナは幼少の頃からパン屋で働いた
そんな彼女に洗濯物をさせるのは間違ってます。やらせるなら絶対ウエイトレスか皿洗いでしょう。(逆に、光牙には洗濯物をやらせた方が良かったのも確かです)
さしあたり、ペンションのオーナーにはドラッカーのこの言葉をお送りしておきます。
正しい人事のために四時間をかけなければ、あとで四〇〇時間とられる。
https://twitter.com/DailyDruckerBOT/status/226854894710181888
婆さんと二人で切り盛りしている大都市のペンションに洗濯機がない、というのもなかなか納得いかないところですが、面倒くさくなって必殺技でシーツを絞ったユナ。
力加減を間違えてシーツをボロボロにしてしまいます。
一方、栄斗の窓ふきは、カップルの心胆を寒からしめてしまいます。
ぎっくり腰になるくらい驚かせておいて、活を入れてぎっくり腰を治してあげる栄斗。
注目すべきは、先ほどと違い、白ジャケットを着て窓ふきをしているのと、土足で部屋に上がり込んでいることでしょう。
彼は場の空気を読む能力に些か問題があるのかもしれません。(正直、栄斗が若干コミュ障っぽく見えてきました)
そんなこんなで全員クビを言い渡されるのですが、「もういちどチャンスを下さい!」と蒼摩が食い下がります。
そして彼は料理パフォーマンスを披露。客を沸かせます。
アリアもうっとりです。
しかし、蒼摩の料理は味付けに難があり、激辛料理に客は阿鼻叫喚の地獄絵図。
結局挽回はならなかったわけですが、彼の料理パフォーマンスはかなりイケてました。
真剣な話、蒼摩はここいらで聖闘士を引退し、「元自衛官の大将の、こだわりのラーメン店」みたいな感じで第二の人生を歩む方が良いと思います。特に最近、戦闘で華々しい戦果をあげていない蒼摩には、こっちの方が向いてると思うんですよね…。
クビになって落ち込む一行。
蒼摩は「一般人は俺たち聖闘士のことを知らないもんなぁ。俺たちの苦労も人知れずってことか」とボヤいてました。
が、第14話では街中をお面つけて歩いているピーコックのパブリーン師匠に対し、街の人は全く驚いていません。
特に思い詰めていたのは光牙。初めてのバイトを経験し、実社会では全く使い物にならなかった自分に直面し、自分を否定されたように感じていたのでしょうか、なぜか沙織さんのことを語り出します。
Q 俺はどうして聖闘士になる修行をしなければならないの?
A 人はそれぞれ、星の下の運命によって生きるから。光牙は聖闘士になる星の下に生まれたから。
これと皿洗いができなかったことがどうつながるのか、よくわからないところです。
と、ここでアント部隊に発見される一行。
「今度逃げたら街中の人間を殺す」
と、逃げを封じるものの、一般人を人質にして戦おうとしないフェアなアント部隊と戦うことになります。
しかし、白銀聖闘士と互角以上の戦いを見せてきた一行が、なぜかここで苦戦します。
「いつもの能力リセットかよ…」とも思いましたが、若い彼らがバイトをクビになった失敗を引きずり、今イチ戦闘に集中できなかったのかもしれません。
(ユナのポーズに(;´Д`)ハァハァです)
しかし、ひとしきりやられた後、「俺たちは、聖闘士の星の下で戦い続けるしかないんだ!」と、立ち上がって小宇宙を燃やす4人。
聖闘士星矢の王道パターンですよね。
ところで、ユナの聖衣ですが、いつの間にかハイレグっぽくなってませんか?
4人の必殺技で吹っ飛ばされるアント隊。
※比較資料(第3話)。当初はスパッツみたいな形状だったんですけど、ハイレグっぽくなってきたから次回ジャミールで修復してもらうのでしょうか?
この後、海で大爆発が起きてましたが、ダイナマイト漁の要領で、気絶した魚が大量に浮いてこなかったか心配です。
そういえば昔、T.M.Revolutionの「hot limit」のPV見たときも「ヲイ!魚大丈夫か!?」と心配になったのを思い出しました。
一連の戦いをショーと勘違いして拍手喝采の旅行客。
ペンションの老夫婦も、一行を旅芸人と勘違いします。
訂正しようとする生真面目なユナ。
一方蒼摩は、「良いペンションの宣伝になっただろう? そのお礼として船に乗せてくれ」と交渉をはじめます。
交渉の仕方が上手いのは確かですが、ちょっと待って下さい。
そもそも老夫婦二人では切り盛りできず、人手が欲しいからとバイトを頼まれた彼ら。
これ以上客を呼んだとしても、結局老夫婦だけでは余計ペンションが回らなくなります。そんな状態なのに宣伝だけ打たれても…老夫婦には山田真哉『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』の4章・機会損失の話を一読されることをオススメします。
最後のシーンで、夕焼けの中、じいさんの運転する6人乗りボートで海を行く一行。
フェリーで行くところをボートで行って大丈夫なのか? ただでさえ人手が足りないのに、夕方の一番忙しいときにボートでこいつら送ってて、ペンションは大丈夫なのか? などの疑問は湧きましたが、次回予告で聖衣の修復と貴鬼っぽい子が出てきたので一気にどうでも良くなりました。