2012年4月5日木曜日

[紹介] 岡田斗司夫『人生の法則』

岡田斗司夫『人生の法則』

『人生テスト』のリライト版。『もしドラ的』な小説と解説の交互進行で読みやすいかと思うけれど、正直、小説の出来不出来が激しい印象。自分のタイプである注目型の描かれ方が表層的…というかバカっぽくて不満かな。(crossreview

『人生テスト』のリライト版。

『もしドラ的』な小説と解説の交互進行で読みやすいかと思うけれど、正直、小説の出来不出来が激しい。
解説部分については従来の説明に若干の+αがあり、そこは読む価値ありだが、全体的には小説の不出来と行ってこいになっている印象。

小説部分はそれぞれのタイプの人間が担当したとのことだが、欲求ではなく書き手のパーソナリティに根ざした説明がなされており、その点は誤導的とも言える。
特に自分のタイプである注目型の描かれ方が表層的…というより「目立ちたい」という次元で回収されていているのは不満。