(↑ここ、ドラマ「ブラックジャックによろしく」の妻夫木聡風に発音して下さい)
《あらすじ》 第5話 選抜試験!決死のキャンプに挑め!聖闘士ファイトの予選(?)は、通称・ヘルキャンプと呼ばれるサバイバル登山です。
デルタ山へとやって来た光牙たちパライストラの生徒。そこで待っていたのは、ヘルキャンプと呼ばれる過酷なサバイバルレースだった。聖闘士ファイトの出場権がかかっているとあって、誰もが闘志を燃やす。だが、このデルタ山では小宇宙を使えば、いつも以上に疲労してしまうという特殊な環境にあった。そこで光牙は蒼摩と協力してゴールを目指したが、ライバルである飛び魚座の聖闘士アルゴの妨害で、激流の中へと落とされてしまう!
(公式サイトより)
「SASUKE」の予選と一緒ですね。
山の特性で、小宇宙を使えばそれに伴って体力を消耗するとのことで、地面からはファブリーズのCMで見られる色素の粒みたいなのが放出されてました。
せっかく地上にそういう物質があるのなら、うまいことそれを回収してスチール聖闘士辺りにくっつけ、敵に向けて噴射するようにすれば多少なりとも戦いが有利になると思うのですが、是非グラード財団の研究開発テーマとして取り上げていただきたいところです。
檄先生のルール説明の中で、聖闘士ファイト優勝者は白銀聖闘士に昇格、とのことでしたが、聖闘士の守護星座ってそんなにいい加減なもんだったのでしょうか。というより、聖闘士の昇格制度自体初めて耳にしました。星矢も一つ間違えてたら銀蠅座(ムスカ)の白銀聖闘士になってた可能性もあった、ということでしょうか。
勝手な思い入れかもしれませんが、星(星座)はその聖闘士の運命と密接に関わっているイメージがありました。だからその結びつき自体が昇格でコロコロ変わるというのには、正直違和感を禁じ得ません。
それ以前に、そもそも麓に集まった青銅聖闘士の数が多すぎです。
聖衣は88星座分しかなかったはず。
しかも黄金聖衣12体、白銀聖衣24体(車田正美監修『聖闘士星矢大全』集英社、64頁)で、青銅聖衣は52体しかないはずなのに、どう見ても80人以上います。
ユナは龍峰の漢方知識を当て込んでペアを組もうと申し向けます。
最後までその漢方知識をどこで使ったのかは不明でしたが(そもそも必要だったのかすら不明)、それに応じて手を組むことに応じた龍峰に、なぜか心中ざわつくものを感じました。
光牙と蒼摩でタッグを組むことにします。
どうでもいいことですが、「タッグ」って良い響きですね。「ザ・マシンガンズ」や「2000万パワーズ」「ヘルミッショネルズ」「四次元殺法コンビ」など胸躍る単語が想起されます。
と、そこに因縁をつけてくるのが飛び魚座のアルゴ。
蒼摩の親父は白銀聖闘士だったそうですが、敵にやられて「負け犬」と言われているそうです。
うん、そこは殴って良いと思うよ、蒼摩君。というより、命を賭して敵と戦い落命した聖闘士に向かって「負け犬」とは何事なんだよ! 聖闘士靖国神社に神として祀れとか聖闘士アーリントン墓地に葬れとかいうつもりはないですが、それにしても酷いだろう、と。現在の聖闘士業界にそういう意識が蔓延しているとしたら、命を賭して戦おうなんて聖闘士はいなくなる一方です。戦死者に対する認識と敬意は一体どうなっているのでしょうか、聖闘士界は!
あと、蒼摩の親父の白銀聖闘士とは、もしかして蛮なのでしょうか? その辺はハッキリしませんでしたが、もしそうなら今作でもやっぱり扱いは悪いと言うことに…orz
永遠の青銅聖闘士、我らがヒドラの市先生。
光牙とは何気に良い感じです。このままレギュラーに定着して欲しいなぁ。
スタート直後から軽快に飛ばす市先生。
「俺について来れないのか!」
「ゆとり世代!」
何気に聞き捨てならない罵声も含まれております。
確かに、学校で引き続き指導しなきゃならん程度の奴がゴロゴロ聖闘士やってる状況というの、人材不足を前提とした窮余の策かもしれませんが、それを差し引いても「ゆとり世代」と言われても仕方ない状態かもしれません。
が、そんな市先生は道を間違えてまさかのリタイヤ!
…誰か市先生にナビの使えるスマホを貸してやって下さい。
激流と言って良い川で蒼摩を待ち伏せしていたアルゴ。
自分が相性抜群の蒼摩を水辺で攻撃。属性がどうとかいう説明を聞いていると、何だか聖闘士の戦いではなくポケモンの戦いを見ているような気分になりました。
「火の属性を使う奴はカナヅチが多い」というアルゴの言葉通りにしっかり溺れた蒼摩。
そんな蒼摩を助けに飛び込んだ光牙は、二人して
父が死んだ光景を思い出しながら目が醒める蒼摩。
(ちなみに、こいつが蒼摩パパを殺った下手人です)
「ん、気がついたか?」と隣に寝そべる光牙。
何でしょうか、この、そこはかとなくやおった感じは…
大幅に時間をロスした二人は、永久氷壁を破壊して大幅なショートカットを試みます。
一応疑義を呈しておきますと、なぜ山の中腹に永久氷壁があるでしょうか?
小宇宙を燃やしきったら動けなくなり、ゴールである頂上に辿り着けない。
それでも父ちゃんなら、光牙一人でもゴールさせるために小宇宙燃やしてこの永久凍土を吹っ飛ばすよな…と熱い友情展開で、炎の小宇宙全開で永久凍土を吹っ飛ばします。
一方その頃、マグマが煮えたぎる火口の隣を歩くユナと龍峰。
崖から落ちそうになったユナと龍峰で「ファイトーっ! 一発!」シーンを再現し後、弱っているユナの肩にさりげなく手を回す龍峰。
おい龍峰、テメェ勝手にユナのケツ触ってんじゃねえぞ!
それは俺のケツだ!!
…龍峰君のことはあまり好きになれそうにないです、私(怒)。
制限時間終了である明け方が近づき、もうだめかと思われた頃。
光牙は蒼摩を背負ってゴールに辿り着きます。
そして、光牙と蒼摩を襲ったアルゴは「女神の聖闘士は助け合わなきゃならんという趣旨がわかってない」という理由で、檄先生から失格を言い渡されます。
なら、道に迷った市先生を放置していた他の奴らも軒並み失格だと思うのですが、それはスルーなのですね、檄先生…
最後に、檄先生の紹介でオリオン座のエデン登場。キャラの造形も雰囲気も、一輝のポジションと思われます。