《あらすじ》 第2話 旅立ち！新世代の聖闘士！マルスに殴りかかる緊迫の場面で終わった前回。
ペガサスの聖衣をまとい、必殺のペガサス流星拳を放った光牙だったが、マルスとの戦いに敗れてしまう。意識を取り戻した光牙は、行方不明となった沙織を探すため、シャイナや辰巳のもとから旅立った。その途中、光牙は子獅子座ライオネットの青銅聖闘士、蒼摩と出会う。聖闘士としての知識がとぼしい光牙に、蒼摩は聖衣石(クロストーン)や属性などについて詳しく教えた。そしておどろくべきことに、蒼摩はアテナのいる場所を知っているというのだ！
（公式サイトより）
光牙が意識を回復するところから話は始まります。
回想シーンで、イヤボーンの実力はまぐれと否定されてしまう光牙。
アテナ（城戸沙織）をギャラクシーな感じに消されてしまい、立ち去り際に島ごと吹き飛ばされてしまいます。
このときのマルスの一撃の威力はすさまじく、三日月型の島（通称：しゃくれ島）の中央部分が半円型に吹き飛び、島がさらにしゃくれることに。
と、ここで光牙を庇っていたシャイナさん！
背中にダメージ受けるのは、アイオリアのライトニング・ボルト、海皇ポセイドンに跳ね返された射手座の矢…と、もはや伝統芸。
背中はしっかりギャラクシーな感じになってて背部に宇宙創を負った模様です。
ボロボロのシャイナさんは島の屋敷で寝かされていました。
そんなシャイアさんに辰巳が酸素吸入器をつけ、点滴をします。
何気ないシーンのようにも思われますが、金持ち（グラード財団）の持ち島と思われる小さな島の別荘に、何故このような医療器具が常備されているのでしょうか。
いや、シャイナさんの身体が良くなるためなら、そんな小さなご都合主義にこだわっていてはいけません。ほら、美内すずえ『ガラスの仮面』でも、ヘレン・ケラーの気持ちになろうとした北島マヤが速水真澄の別荘の物置にあった粘土を耳に詰めたりしていますから。
シャイナさんのためなら、多少のご都合主義臭は大らかな小宇宙で等閑視すべきでありましょう。
等閑視ついでに言えば、マルスのあの一撃のとき、辰巳もあの砂浜にいたはずです。白銀聖闘士のシャイナさんがこんなになってるのに、何故辰巳は無事だったのか？ …などと思ってはいけません。
そんなことより、意識を回復したシャイナさんが辰巳を愛してしまうことをこそ心配すべきでしょう。
島を出ることにした星矢は、辰巳に送られ、しゃくれ島を離れることに。
そして子獅子座（ライオネット）の青銅聖闘士（ブロンズセイント）・蒼摩（そうま）と出会います。
聖衣石（クロストーン）をめぐって暴力沙汰がありましたが、気絶するほどの腹パンはいかんと思うのであります。
蒼摩は光牙の守護星座が天馬座（ペガサス）だと知ってビックリ！
「ペガサス星矢とどういう関係？」
と問うのですが、むしろお前こそライオネット蛮とどういう関係なんだと問いたいところです。
コミックスの1巻から登場してたのに10巻までセリフ一つしゃべらせて貰えなかったザコ脇キャラだと侮り、聖衣（クロス）をガメたんじゃないだろうか…と往年のファンを不安にさせます。
その後、程なく打ち解けた二人。
蒼摩君曰く、小宇宙には火・風・雷・土・水と闇・光の合計７属性があるそうです。
私の知らない間に、聖闘士の世界にもポケモン化の波が押し寄せていようとは思いもしませんでした。
ちなみに、私の知っている属性というのは、「瞬、シャカ＝受け」「サガ、ミロ＝攻め」など。世の中というのは常に進んでいるんだな、と改めて思わされました。
更に、沙織さんがグラード財団の財力を使って聖闘士の学校・パライストラを異国の山奥に作っていたことが判明。
グラード財団が一体どういう組織なのか不明なのでハッキリしたことは言えませんが、法人の事業範囲としてかかる活動は大丈夫なんだろうか…とか、発展途上国への開発援助とか適当な名目で出資してたりして、後で問題にならないかな…等と野暮な心配が胸を去来します。
が、そんなオッサンの心配をよそに、諜報任務を終えた蒼摩と光牙は一路パライストラへ。
ちなみに、蒼摩の諜報任務とは、しゃくれ島の小宇宙の爆発を探ってくることでした。
いきなり出戻った光牙に、辰巳の厳しい目が光ります。
番組の最後、敵であるマンティスのオルデュキアが登場。
聖衣をまとった光牙でしたが、小宇宙（コスモ）が燃えていないが為に重くて動きづらい、というシーンにテンションがだだ上がりました。
そう！ それそれ！！ 懐かしいなぁ～！
光牙の属性が光とわかり、闇をまとって蒼摩をいたぶってたオルデュキアは光を浴びたドラキュラみたいになります。
…が、二人の実力は、二人がかりでやっとザコ敵を追っ払う程度。
こりゃ学校行った方がいいよ、二人とも。
次回はパライストラで仮面をかぶったおにゃのこ登場。
今から私の卑劣な小宇宙は否応なく燃え上がっております！
