2013年4月14日日曜日

[聖闘士星矢Ω・第53話] 蒼摩がセブンセンシズに目覚めた事実とは何だったのか…

結局、蒼摩はどうあっても咬ませ犬なんですね…orz
《あらすじ》 第53話 再会!蒼摩よ、魂の炎を燃やせ!
新たな戦いが始まったことを知った光牙と昴は、島を出て聖域へと向かった。聖域に着いた光牙は、沙織から仲間の青銅聖闘士たちを集めるように言われる。そこで光牙達は蒼摩のいるパライストラを目指す。再建されたパライストラで蒼摩は、先輩として聖闘士候補生の指導にあたっていたのだった。久しぶりの再会を喜びあう光牙と蒼摩だったが、突然の侵入者が姿を現す。その侵入者こそ、聖闘士抹殺を命じられた三級パラサイト、スピア使いのロゲだった!
公式サイトより)
復活したパラスを手にかけることができず、ドン凹みの星矢。
「俺はもう、あなたの側にいる資格は無い」とまで言い出しています。
『聖闘士星矢Ω』第53話
前回、パラス暗殺に星矢を差し向けたことが完全に人選ミスであることを指摘しましたが、その通りになっています。
これに対し、アテナはまた適当なことを言い出します。
「敵にも慈しみの心を持てる者が真の聖闘士」などと言っていますが、では星矢が苦悩の末に任務を全うしていたら聖闘士失格だったのでしょうか。
自分が悪い、というような殊勝な発言をしていたようにも見えましたが、実際は人選ミスをはじめ自分のミスを棚に上げるような物言いばかり。やはりこの女がトップに立っているからアテナの聖闘士はこんな体たらくになってるんだ…と思わされました。
『聖闘士星矢Ω』第53話
『聖闘士星矢Ω』第53話
(手を握って慰める側に回る…汚い女ですよ!)

その頃、我らがシャイナさんは聖域の入り口を警護中。
「聖衣もお前自身も一皮むけた」と意味深な発言をして、光牙を通します。
『聖闘士星矢Ω』第53話
が、横山先生お墨付きのイイ女・シャイナさんをおばさん扱いした昴は、シャイナさんにきっちりしごかれることに。
『聖闘士星矢Ω』第53話
『聖闘士星矢Ω』第53話
昴、当然の報いです。

久々にアテナと会った光牙。
アテナの聖闘士なのに、アテナに謁見する際、聖衣箱をかついだままという辺りに、光牙の馴れ合い気分あるいは神殺し光牙の増長っぷりが見て取れます。
『聖闘士星矢Ω』第53話
アテナの方は案の定、今回も自分の身がヤバいことを言い出します。
パラスとの因縁で、右手のぐるぐるから小宇宙を吸われているとのこと。
『聖闘士星矢Ω』第53話
『聖闘士星矢Ω』第53話
『聖闘士星矢Ω』第53話

このままでは「もって一年」と、まるで番組の尺を当て込んだようなことを言い出しました。
それにしても、今までの12時間(十二宮編)や日没まで(アスガルド編)、部屋が水で一杯になるまで(ポセイドン編)と比較すると、一年というのは随分余裕があるように感じられます。

アテナは光牙に、各地にいる青銅聖闘士に戦いが始まったことを知らせに回る任務を与えます。
ネットがこれだけ発達した現在、何もわざわざ人をやらんでも…と思うところではありますが、パシリは青銅聖闘士の本職なので、これで正しいのかも知れません。
と、そこに星矢登場。
「アテナのご命令が聞こえなかったのか。すぐに行け」
と追い出しにかかります。
『聖闘士星矢Ω』第53話

「お前こそアテナをしっかり守れよ」
とここでも光牙は星矢にタメ口、というよりも舐めた口をききます。自分がアテナに育てられ、かの有名な星矢からあのペガサスの聖衣を譲られ、その上自分の小宇宙で新生ペガサスの聖衣にしたとあって、増長しきっているようにも見えます。
が、おそらく光牙は、星矢が光牙を早々に追い払い、裏でアテナとごじゃごじゃしようとしている意図と、星矢の股間に渦巻く闇の小宇宙を感じ取ったのだと思います。
『聖闘士星矢Ω』第53話
(どうみても星矢と沙織さんはデキてるとしか見えません)

場面は変わって再建されたパライストラ。
アテナ像のクオリティは今イチどころか今サンくらいです。
『聖闘士星矢Ω』第53話
蒼摩はここで非常勤講師をしていました。いくら咬ませ犬とは言え、一応火星まで行って闇の神アプスと手合わせしたくらいですから、若手レジェンドの一員として実績・バリューともに申し分ありません。
その授業中、蒼摩は「聖衣を見せてほしい」とのリクエストを拒むのですが、その直後、呼ばれてもいないのに飛び出した男がいます。
『聖闘士星矢Ω』第53話
そう、我らがヒドラの市先輩です!
すっかりコメディ・リリーフ扱いになり、同期の檄先生にまで「私闘は禁止だ」と叱られる始末。
『聖闘士星矢Ω』第53話
ところで市先輩、ヒドラスの白銀聖衣から元のヒドラに戻られた様子。
前期では一応裏切り者だったのに、ちゃんとアテナの聖闘士に復帰できているところをみると、レジェンド世代の恩恵を被っているのか、それとも人材が払底しているから裏切り者だろうと構っていられないのか。後者だとすると、そういう人事をやって変態学園長を抜擢しちゃった前科があるだけに心配です…

食堂で蒼摩がパライストラの現状を説明してくれました。
今までは、パライストラは青銅聖闘士の修行の場でした。それが、マルスとの戦いで多くの聖闘士がいなくなりました。パライストラも壊滅的な打撃を受け、祟り神の巣みたいにされてしまいました。
そこで、苦労して再建されたパライストラは、新たに青銅聖闘士を養成するための学校として生まれ変わったとのこと。つまり、現状では聖闘士のための学校ではなく文字通り「聖闘士学校」あるいは「聖闘士養成所」、身もフタもない言い方をすれば「聖闘士教習所」になっているようです。
『聖闘士星矢Ω』第53話
また、グラード財団の肝いりで、スチールセイントもここで養成されているようです。
『聖闘士星矢Ω』第53話
『聖闘士星矢Ω』第53話
(アテナを守るのが聖闘士の使命なのに、「俺には守るもんなんてねぇ!」と舐めた口を利き、檄先生に頭を鷲掴まれる昴)

そんな苦労の末に再建したパライストラが無残に破壊されます。
『聖闘士星矢Ω』第53話
しかも破壊したのは三級パラサイトのロゲ。
『聖闘士星矢Ω』第53話
『聖闘士星矢Ω』第53話
パライストラはアテナの結界によって守られていたそうです。
そんな蒼摩の説明を聞いて何となく不安だったのですが、その不安は見事に的中しました。
パラスの復活によりアテナの小宇宙が弱まっているため、このいけ好かない三級野郎程度の小宇宙で破壊されてしまいました。
『聖闘士星矢Ω』第53話
ぶち切れた光牙との間で戦闘開始です。
『聖闘士星矢Ω』第53話
『聖闘士星矢Ω』第53話
『聖闘士星矢Ω』第53話
『聖闘士星矢Ω』第53話
『聖闘士星矢Ω』第53話
『聖闘士星矢Ω』第53話

蜂が飛ばしてくる針が刺さって意識を失うものが続出。
その上、パラサイトの纏っているクロノテクターは"クロノ"とつくだけあって時間を操れるそうで、雑魚はまとめて時を止められ、石化に近い状態にされてしまいます。
『聖闘士星矢Ω』第53話
そんな中を颯爽と登場した我らが市先輩!
動いていることから雑魚でないことが確定しました。
『聖闘士星矢Ω』第53話
が、針にやられ、あえなくダウン。
『聖闘士星矢Ω』第53話

苦労して再建したパライストラをボロボロにされて怒り心頭の蒼摩。
しかし、ロゲに一蹴されてしまいます。
『聖闘士星矢Ω』第53話
咬ませ犬の蒼摩さんは今期も健在です。

一方、鋼鉄聖衣が壊れた昴。意識を失っている別の鋼鉄聖闘士の聖衣を拝借します。
『聖闘士星矢Ω』第53話
『聖闘士星矢Ω』第53話
『聖闘士星矢Ω』第53話
鋼鉄聖衣は星座の縛りがないので、こういう貸し借りができるわけですね。これはちょっと斬新な描き方でした。

蒼摩はボコられてから燃え上がり、カッコイイ台詞まで言って必殺技を繰り出しますが、これもロゲには通用せず。
結局、分担だった蜂を退治して駆けつけた光牙にロゲを横取りされてしまいます。
『聖闘士星矢Ω』第53話
『聖闘士星矢Ω』第53話
『聖闘士星矢Ω』第53話
『聖闘士星矢Ω』第53話

光牙の新生聖衣について檄先生が説明してくれます。
『聖闘士星矢Ω』第53話
(新生聖衣の説明に聴き入る蒼摩)

檄先生曰く、ペガサスの聖衣は神話の時代より神々の血を受けてきた聖衣なので、自己修復能力が備わっているそうです。フェニックスの聖衣ばりのチートですが、直近でもアテナの血を受けているのでアリなのかも知れません。
『聖闘士星矢Ω』第53話
しかし、そう考えると、アテナは来るべき戦いに備えて全部の聖衣に自分の血を付けとけば良い、ということになりそうです。数滴の血で聖衣がとんでもなく強くなるのは冥王ハーデス編で証明済みですから、400mlほど抜けば黄金聖衣をはじめ、かなりの数の聖衣のパワーアップが可能です。なぜそれをしないのか、疑問で仕方ありません。
『聖闘士星矢Ω』第53話
(「血塗られた聖衣か…」と物騒なことを考える昴)

それにしても、十二宮で黄金聖闘士と戦い、セブンセンシズに目覚めたはずの蒼摩。その彼が、なぜ三級パラサイト風情に太刀打ちできないとなると、それはもはや「咬ませ犬」の星の下に生まれた宿命と言うほかありません(すぐユナに星占いで見てもらうべきです)。
光牙の新生聖衣を目の当たりにし、自分が咬ませ犬になった理由をボロボロの聖衣のせいにした蒼摩。聖衣を修復してもらうため、光牙たちと共にジャミールへ向かうことになります。
『聖闘士星矢Ω』第53話
そのジャミールには、一足先にユナが辿り着いていました。
『聖闘士星矢Ω』第53話
しばらく見ない間にお嬢さんらしゅうなっています。