亜弓さんと全く対照的で、独創的な美登里を演じたマヤ。演劇コンクールの1位は劇団オンディーヌと劇団つきかげが同時に受賞し、共に全国大会に進むことに。
全国大会の稽古後に、ガリガリにやつれながらも不敵な笑みを浮かべる亜弓。そんな亜弓にショックを受けたマヤは、月影先生に悩みを打ち明けます。
先生…あたしってつまんない子なんですこれに対する月影先生の説得が凄い!
母さんもよくいっていたけれど
なにもとりえはないし勉強はできないし
ちっともきれいじゃないし
ぶきっちょだし
亜弓さんにくらべたら…
マヤ
芝居をしているときのあなたは
つまらない子なんかじゃない
芝居をしているときは
いつだって別人になっていられる
あるときは村の娘
あるときはおきゃんな町の娘
女王にも
妖精にも
優等生にも
宇宙人にさえもなれる
千も万もの仮面を付け
千も万もの人生を生きる
ひとりがただひとりの自分をもち
ただ一度の人生しか生きられないのにくらべ
なんとぜいたくで
なんとすばらしいことでしょう
やりなさいマヤ 芝居を!
その中でこそあなたは息づき
生きていける
その中に生きてこそ
あなたという人間の価値がある
さあすべてを忘れて村の娘ジーナになるのよ
つまらない北島マヤなんかじゃなく…
…どう読んでも、最後は酷いこと言ってますよね?(笑)
夜の公園で、マヤが月影先生に「暮れない天女」について聞いたときも、月影先生はふるってました。
マヤ 木になってごらんなさいそれに対するマヤも凄い。
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いや、これはないわwww
しかも、月影先生はこのマヤを見てすかさず石をぶつけます。とっさに避けるマヤ。
「ふざけてんのか!」と月影先生はキレたのかと思いきや、
マヤ! 木が動きますか! 悲鳴を上げますか!他にも、足を怪我した役を練習しているマヤが、足を引きずりながら階段をのぼっていると、月影先生はすれ違いざまにマヤの足を蹴り上げてからの…
マヤ! マヒした足で体重をささえられますか!パタリロが一晩中笑いながら全巻読破した気持ちがよくわかります(魔夜峰央『パタリロ!』選集21巻参照)。
…しまった!
「ジーナの青い壺」など、面白い話が目白押しだったのに、紹介するポイントを間違えた!!