2013年5月5日日曜日

[聖闘士星矢Ω・第56話] 世を忍んで生きてきた反動からか、栄斗がどエラいことに…

忍者聖闘士、まさかの転身!
栄斗さんは何やっても許されるキャラになりましたね。
《あらすじ》 第56話 心に響け!栄斗のシャウト!
栄斗を探しに日本へ来た光牙だったが、手がかりもなく途方にくれていた。しかし、ひょんなことから栄斗の消息をつかんだ。栄斗はロックバンドのボーカルになっていたのだ。アテナの危機とパラサイトの暗躍を説明し、一緒に戦おうと説得する光牙だったが、ロックに新しい自分の道を見つけた栄斗はもう戦わないとその誘いを断る。だが、密かにその話を聞いたパラサイトのハティは、栄斗の隙を突くべくコンサートを襲う計画を立てる!
公式サイトより)
栄斗を探しに日本に来た光牙と昴。
しかし、光牙は日本に来れば何とかなる、と恐ろしいまでのノープラン。昴に蹴りを入れられていました。
『聖闘士星矢Ω』第56話
が、そんな二人の眼前に、当の栄斗が!
『聖闘士星矢Ω』第56話
『聖闘士星矢Ω』第56話

栄斗はインディーズのロックバンドのボーカルをやっていました。
『聖闘士星矢Ω』第56話
『聖闘士星矢Ω』第56話
『聖闘士星矢Ω』第56話
ライブハウスに聖衣箱を担いで入ってくるヤツも大概ではありますが、そんな光牙にこの苦笑を浮かべられても仕方ありません。
かつて、「HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP」で松本人志がジャニーズのアイドルグループ「忍者」について言った言葉があります。
「”忍者”って、お前ら、人に隠れてナンボやろ。何自分を主張しとんねん!」
このツッコミをガチでやられちゃうと、こちらとしてはもう突っ込みようがなくなってしまいます。
『聖闘士星矢Ω』第56話
「俺と戦え、黄金潰し!」といつものように絡んでいく昴を片手で吹き飛ばした栄斗。
「黄金潰し」という異名も気になりますが、そんなことを気にもせず、栄斗はロックに対する熱い思いを語ります。その思いを凝縮した一言がこれ。
今はアテナに使えているのではない…ロックだ!
マルス・アプスとの戦いが終わった栄斗は、兄者(芳臣)の墓参りをします。
そのとき、墓参りをしながらラジオを聴いていた栄斗は、ラジオから流れてくるロックに心を動かされます。
中高年がウォーキングの時にポシェットに入れてイヤホンを使わずに聴いてるようなラジオを、よりにもよって墓参りのときにかけるか? というツッコミすら野暮でしかないのは、ロックに目覚めた栄斗のこの表情ゆえです。
『聖闘士星矢Ω』第56話
そして、ロックのロの字も知らなかっただろう栄斗が、あっという間に人気インディーズバンドになっていました。
『聖闘士星矢Ω』第56話
次の野外ライブの出来いかんでメジャーデビューできるかも知れない、と完全に忍者聖闘士から音楽業界への転身を決めた栄斗。
そんな様子を物陰から見ていたのが、三級パラサイト・ハティです。
『聖闘士星矢Ω』第56話

とはいえ、かつての仲間が再び世界に危機が迫っていると告げに来たことで、栄斗の中にはモヤモヤしたものが去来した模様。水に顔をつけるのはいいのですが…
『聖闘士星矢Ω』第56話
顔を水につける時はメガネを取った方が良いと思いますし、あまりトイレの手洗いに水溜めて顔をつけるのはやめておいた方が…
『聖闘士星矢Ω』第56話

「聖闘士として戦っても、誰もその活躍も苦労も知らんやろ? その点ロックはみんなが見てくれるから…」
と言われ、「そういうもんじゃないだろう!」と憤慨する光牙。
『聖闘士星矢Ω』第56話
確かにそのとおりです。

さて、野外ライブ当日。
栄斗は思いの丈を歌に込めてぶちまけます。
『聖闘士星矢Ω』第56話
『聖闘士星矢Ω』第56話
『聖闘士星矢Ω』第56話

一方、その野外ライブ会場の、森林を隔てた向こうで、光牙&昴はハティと対決していました。
『聖闘士星矢Ω』第56話
『聖闘士星矢Ω』第56話
『聖闘士星矢Ω』第56話
ハティは、突出して優れた聴覚で筋肉のきしむ音を聞き分け、光牙や昴の攻撃を察知して躱してしまいます。
それだけ耳がいいのなら、多少離れているとはいえ、ロックの野外コンサートをやっていたらうるさくてかなわないでしょうに。というか、そんな騒々しいところで筋肉のきしむ音なんて微細な音を聞き分けているのが逆に凄いです。

光牙&昴が劣勢の戦いを展開するのとオーバーラップするように、栄斗はライブに全てを叩きつけるのですが…
『聖闘士星矢Ω』第56話
このポーズはさすがにギャグです…

しかし、ハティがクロノ・ディレイドを発動すると、事態は一変します。
『聖闘士星矢Ω』第56話
『聖闘士星矢Ω』第56話
『聖闘士星矢Ω』第56話
小宇宙の弱かった他のメンバーや客が時を止められてしまうのです。
これではコンサートどころじゃありません。
ハティもクロノ・ディレイドを使わずに二人を倒せそうだったので、そのままやっちゃえば良かったのに、なまじいちびってそんな技を繰り出したせいで、栄斗が参戦してしまいます。
俺の新しい聖域(サンクチュアリ)を…!
制作スタッフのみなさんは、忍者聖闘士になら何やらせてもOKと考えているように想われてなりません。
『聖闘士星矢Ω』第56話
『聖闘士星矢Ω』第56話
『聖闘士星矢Ω』第56話
ここからは栄斗の名言劇場でした。
俺のロックの魂が、沈黙へのリズムを刻むぜ!
そこ、"ビート"じゃなく"リズム"なんですね。
ローリング・ストーン!
『聖闘士星矢Ω』第56話
すっかりロックにかぶれた栄斗。必殺技の名前まで「富士流忍法○○」から横文字に変わっています。
山奥で忍者として育てられたゆえの「遅れてきた中二病」ですが、よく考えたらこのご時世で忍者をしてるって、それ自体が完全な中二病です。手製の鎖帷子を着ていた笑い飯・西田のガチ版と言わざるを得ないわけですから。
そう考えると、忍者からロックバンドのボーカル、というのは中二病レベルにおいてはそんなに変わらないのかもしれません。

そして、ハティの聴覚を封じるために、栄斗はロックで鍛えた喉を使います。
届け! 俺のロックンロール!!響け! 俺のシャウト!!
散々決めゼリフを発して叫んだのは…
『聖闘士星矢Ω』第56話
ワオオオオオォォォォォォォォォォォン!
『聖闘士星矢Ω』第56話
『聖闘士星矢Ω』第56話
まさかの「狼の遠吠え」です。
シャウトはシャウトですが、ロックかと言われると素直にうなづけないものがあります。
散々ロックバンドに情熱を傾けてきたというネタ振りから敢えて遠吠えをして期待を裏切った、という在り方はある意味でロックだったのかも知れませんが…

ハティが倒されたところで、二級パラサイト・レアが割り込んできました。
『聖闘士星矢Ω』第56話
『聖闘士星矢Ω』第56話
スーパーひとしくんをボッシュートするように消える二人。
『聖闘士星矢Ω』第56話
彼らが帰還したパラサイトの本拠地では、パラス様がアテナの人形にご満悦でした。
『聖闘士星矢Ω』第56話
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『聖闘士星矢Ω』第56話
『聖闘士星矢Ω』第56話
この人形は、このエウロパが作ったか調達したようにも思われますが、個人的にはタイタンが夜なべして作った、という説に魅力を感じるところです。