《あらすじ》 第9話 聖域の危機!忍者聖闘士、駆ける!「もののけ姫」の祟り神のような闇の小宇宙に覆われたパライストラ。
突如、現れた火星士により占拠されたパライストラ。檄をはじめとする生徒の聖闘士たちが戦いを挑むが、パライストラを取り巻く闇の小宇宙の影響で自由に戦えず苦戦していた。そのころ、山羊座のイオニアに敗れ、牢獄に落とされた光牙は、ひとりの聖闘士と出会う。狼座ウルフの栄斗である。栄斗はイオニアの正体に気づいたため、この牢獄に幽閉されていたのだという。パライストラを救うため、光牙は栄斗と共に牢獄からの脱出をはかった!
(公式サイトより)
そこに、火星士が現れます。
このときにも聖闘士ファイトの観客席が映ったのですが、生徒多っ! 百人じゃききません。
絶対聖衣が足りないのは明らかです。
アテナによりマルスが大教皇に任命され、聖闘士はマルスに忠誠を誓うこととなった、って一昔前にサガの乱があったところなのに、こんな説明で納得できるわけありません。いくらバカだからと言っても聖闘士を舐めすぎです。
忠誠を誓わないとどうなるかを身を以て示す羽目になった学園長代理。
この人は、もしかするとグラード財団から事務方で派遣された民間人かもしれません。
これに対し、我らが檄先生は火星士に堂々と喧嘩を売ります。
(さすが檄先生!おれたちにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれる! あこがれるゥ!)
ただ、喧嘩売った後から「闇の小宇宙で体が重い」などと言い出す檄先生。現状分析遅すぎです。
戦うなら戦う、逃げるなら逃げるでいいけど、先に状況判断と方針を決めておくべきです。
(これからの苦戦・苦難を暗示するような月…火星?)
一方、パライストラ地下にある牢獄で栄斗と出会った光牙。
(こういう芸当ができることで、手先の器用さをアピールしています)
アテナがパチモンで、
ただ、栄斗はパライストラ教職員を含めた他のボンク…もとい、パライストラ関係者よりも事情を知っているようなので、忍者として何らかの諜報活動を行っていたとも考えられます。
それにしても、この変わり身の術はあんまりです…orz
今どき、枝の先に一枚だけ葉っぱついた丸太って、昭和、昭和なのでしょうか!?
第一この丸太、どこに隠し持っていたのでしょうか。
前回、イオニア学園長が、パライストラで育てた聖闘士を火星士に作り変えているとの説明がありましたが、今回、栄斗の口からさらに驚愕の事実が!
小宇宙を高め合った聖闘士はそのままマルスに小宇宙を吸収されて殺されるとのこと。何ということでしょう! まさかの映画「マトリックス」方式で、聖闘士は敵ではなく電池だったのです。
そう見ると、パライストラが大量のブロイラーを飼育する場のように見えてきました。
小宇宙を吸収される岩場の牢獄で、栄斗は仮病→忍術で華麗に脱獄します。
この器用な性格、後に便利屋扱いされる布石に見えて仕方ありません。
地上に戻る途中、土遁の術で敵をやり過ごし、「雑魚に一々構ってられるか」と光牙にクールに言い放つ栄斗。
(まさか敵と戦わない選択肢があるとは思わなく、心底ビックリするアホの子光牙)
「ああ、初めてちゃんとモノ考えてる頭の良いキャラが出てきたよ…」と、私は不覚にも感動してしまいました。
一方その頃、聖域に着いたニセアテナとイオニア。
イオニアがマルスに事態を報告すると、マルスはニセアテナの光の小宇宙を使い、聖域を吹き飛ばします。
(在りし日の聖域。最後の姿です)
ああ、かつて星矢達が死闘を繰り広げ、幼心をワクワクさせた十二宮が一瞬で吹き飛ばされたよ…orz
私が『空手バカ一代』の大山倍達なら「有明ーーーっ!」と絶叫していたところです。
それにしても、聖闘士星矢って「神話の時代より一度たりとも…」とやたらいわくのある物品が一瞬で破壊されることが多すぎます。敵も味方も、もっと文明の遺産というものを大事にしてほしいところです。
マルスにしても、新しく作るくらいなら、利用できるモノは利用すれば良かったのではないでしょうか。
またシーンは変わり、聖堂までに登ってきた光牙と栄斗。出口を含め、四方が闇の小宇宙に覆われて脱出できない状態に陥ります。
そこで光牙はステンドグラス様のニケマークに拳を撃ち込むという大それた事を躊躇なく行います。が、周りの闇の小宇宙の影響で破壊できません。
と、そこで光牙はニセアテナの少女を思い出します。
そして、光牙の小宇宙がニセアテナに届きます。
光牙の小宇宙がニセアテナに届いたことで、ニセアテナの涙が光牙に強力な力を与え、ペガサス流星拳で聖堂をぶち抜くことに成功。
聖堂を出た二人は愕然、パライストラが完全に祟り神の占領状態です。
そして二人は、後ろから出てきたカブトムシ・ヘラクレスオオカブトな二人の火星士と戦闘に入ります。
ここで栄斗君は土属性の戦闘に加え、水芸と爆弾攻撃を披露。
二本指でココまで吹かせられるのは、栄斗以外には加藤鷹くらいのもんでしょう。
もうこれ、聖闘士の戦いじゃありません。よりにもよって焙烙玉って…orz
栄斗は「言わば、忍者聖闘士!(キリッ」などと口走っていましたが、正直に申しまして見ているこっちが恥ずかしかったです。
(もう一人は光牙が撃破)
カブトムシブラザーズを栄斗がお披露目で倒した後、2人はユナ・蒼摩・龍峰と合流します。
集合した5人は「さあ、どうすっぺ?」と考えた刹那、冒頭の火星士に捕捉されます。
さぁ5人で戦うかと思った矢先、ちょいボロな檄先生が突っ込んできて、5人を逃がそうとしてくれます。
檄先生を含め6人で戦えば、正直こいつらくらい何とかなるように思いました。
しかし檄先生の「行けっ、若き聖闘士達よ!」の教えを守り速攻逃げ出す聖闘士達。
光牙が躊躇を見せますが、「何してるんだ、早く行くぞ」と後ろ髪の一本も引かれない蒼摩に促されます。
(檄先生、この先、火星士に洗脳されてドクラテス的な敵になって出てきそうな予感!)
5人は力を合わせてパライストラの門をぶち破り、外へ脱出します。
外部も闇の小宇宙で進みようがなかったが、そこは光牙君が「俺に任せろ!」と光の小宇宙を放ち、モーセの「十戒」で海を割るように闇の小宇宙を切り裂き、道を作ります。いつの間にそんな芸当ができるようになったのでしょうか!?
龍峰達はパライストラに思い入れがあるようで、檄先生をさらりと見捨てた後、今更後ろ髪を引かれています。
しかし、パライストラに来て大した時間が経過していない光牙は「俺たちは失っても、それでも前に進むしかないんだ!」とみんなを促します。
正直、今回はじめて光牙が主人公らしいと思えましたよ。檄先生にも優しかったし。
ところで、私の大好きなヒドラ市先生(@hydra_ichi)は無事逃げおおせたのでしょうか…
パライストラを脱出した5人の前は、聖域方向で異常があることを視認します。
「俺は聖域に行く! あの子を助けるために!」とカッコ良いこと言ってくれる光牙。
前回からやたら二人の関係性を描くシーンが増え、
「星矢-沙織」
「光牙-女の子」
「ユナ→二代目シャイナさんに」
という構図のようにも思われますが…光牙君、沙織さんのことちゃんと覚えてるよね!?
栄斗の変わり身の術に対抗して、そんなところで変わり身の早さをアピるようにならないよう願うばかりです。