ドラマのSeason2にどハマりして読んだが、ドラマよりも繊細な印象を受けた。原作者の別作品『食の軍師』寄りで、美味い料理よりも食べ方や流儀のこだわりにフォーカスされており、ドラマとは違う面白さがある。(crossreview)
原作者の久住昌之については『食の軍師』で知っていたが、ドラマのSeason2開始前に周囲でプッシュされていたのを機にドラマを観て、先にドラマにハマりました。
原作マンガである本作と読み比べて感じたのは、ドラマよりも本作の方が繊細だということ。
ドラマのSeason2はほぼテンプレ化された展開で、料理そのもののおいしさもさることながら、料理を美味そうに食べる松重豊にウェイトが置かれています。
これに対し、本作では食事に対する主人公のこだわりやポリシー・美学といったものに重きが置かれています。そういう意味では、原作の方は少し『食の軍師』寄りと言えるかもしれません。
原作とドラマ、それぞれの味わいと面白さがあるので、両方楽しむのがオススメです。
(※新装版には追加のエピソードとインタビューが載っているので、そちらをオススメします)