2020年5月18日月曜日

二人をつなぐ縁

テレビを見ていて閉口するのが嫁の「これ誰?」の質問ぜめ。
「で、どうなるの?」とオチまで聞いてくることもしばしば。
そのくせ僕が先に見ていた相棒の犯人を教えようとすると怒り出す神経がイマイチわかりません。

2017年春頃のこと。


CSファミリー劇場で擦り切れるほどエンドレス再放送されているOVAの銀英伝を見ていても、この「これ誰?」攻撃がはじまりました。
DVD版だと名前の字幕が出るのですが、CSでは字幕が表示されないためこちらもど忘れして出てこないこともしばしば。
第5話カストロプ動乱に出てきたヒゲの副官、ハンス・エドアルド・ベルゲングリューンもその一人です。


「えーっと、ビューローの相方で…なんやったかなぁ…あー、そうそう!ベルゲングリューン!」
「で、どうなんの?」
「ベルゲングリューンはこれでキルヒアイスを評価して忠誠を誓うんやけど、キルヒアイスがああなるやろ? ほんでロイエンタールの副官になるねん。せやけどロイエンタールもああなるやろ? 最期はロイエンタールに殉じて、二度も上官に先立たれた我が身の不運を呪いながら自害すんねん。
あれやな、銀英伝版『お市の方』や」


我ながらぴったりの例えに満足を覚えましたが、以降銀英伝でベルゲングリューンのヒゲ面を見る度に「お市の方…」と思ってしまいます。
それよりも、戦国時代の時代劇ではお市の方を見て「ベルゲングリューン…」と思ってしまう方が問題かもしれません。



こんなことがあったのがもう3年前。
お市の方とベルゲングリューンをつなぐもの…不意に閃きました。
お市の方…琵琶湖…非業の最期…宇宙…

あっ! 「幻の湖」や!!