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2012年6月17日日曜日

隕石じゃっ、隕石の仕業じゃっ! (聖闘士星矢Ω 第12話)

瞬が何気にたくましくなっててビックリしました!

《あらすじ》 第12話 受け継がれる小宇宙!伝説の聖闘士、瞬!
マルスの野望を阻止するべく、風の遺跡へと向かう光牙たち。そこへまたしてもミゲルが立ちふさがった。蒼摩たちにアリアを任せ、ひとりでミゲルに立ち向かった光牙だったが苦戦を強いられる。だがそこへ、かつて星矢と共に邪悪と戦っていた聖闘士、アンドロメダ瞬が現れ、光牙の危機を救う。瞬に案内され村に入った光牙は、そこで龍峰と再会した。偶然、瞬の身体に沙織と同じ傷を見かけた光牙は、それが何であるかたずねるのだったが…
公式サイトより)
風の遺跡に向かう途中、荷物持ちをじゃんけんで交代する彼ら。
『聖闘士星矢Ω』第12話
光牙は熱くなると拳を握ってしまい、常にグーを出すそうです。
BL設定の同人誌が出たとき、光牙は野球拳で速攻剥かれそうですね。

それにしても、昼日中に沙漠*を歩くのは、いくら聖闘士と言え無茶です。
*沙漠…僕らは砂漠というとどうしてもエジプト辺りの、らくだの商人やピラミッドをアクセントにあしらった砂の大地を連想しがちですが、本来砂漠は「沙漠」つまり「水が少ない場所」をいい、こういうところがいわゆる沙漠だ…って聞いた覚えがあります。以上、無駄知識。
と、そこへノリノリのミゲル様登場。
『聖闘士星矢Ω』第12話
『聖闘士星矢Ω』第12話
楽しそうですね。
『聖闘士星矢Ω』第12話
カッコ良く決めてます。

彼は猟犬座・ハウンドの聖闘士だから、青銅聖闘士の小宇宙を嗅ぎながらここまで来たそうです。
改めて、おまわりさん、この人、変態です!

で、3人はお約束通り倒されます。
『聖闘士星矢Ω』第12話
そして、聖衣を装着するも、3人まとめてあしらわれてしまいます。
「シ…白銀聖闘士…実力差がありすぎるっ!」
『聖闘士星矢Ω』第12話
「聖闘士星矢」って、一度倒した敵と同じグレードの敵(例えば十二宮で次の宮に向かったときに現れる新たな黄金聖闘士)が出てきたら、また「黄金聖闘士と青銅聖闘士の格の違い」を確認するところから始まるんですよね。
私の知り合いで、その辺がようわからんくてイラーッとする、と言っている人がいました。確かに、一度習得したセブンセンシズなら、次はいきなりそれ使って行けよ! 君らは成長してるんかしてないんかどっちや!? と言いたくなる気持ちはわかります。

光牙はここでもまたアリアの逃亡を促します。
殿(しんがり)とアリアを逃がす係という分担は、彼らの基本戦術として定着しているようです。
『聖闘士星矢Ω』第12話
おそらくは話の展開の都合で一時退出ってことなんでしょうが、私はこれ、結構評価してます。
というのは、この手のアニメって、大事な大事なアリア様に戦闘をぼーっと見させて、隙を突いて奪い返されるというトンマな展開がごまんとありました。
それと比較したら、彼らの考え方は合目的的で、きわめて妥当と言えます。
頭に血が上るとグーしか出さない光牙につけ込んで荷物持ちをさせたり、と彼らのクールな合理性に今後も期待です。

光牙は閃光拳で目くらましをすると見せかけて(実際は目くらましをしてたんですが)、目を切ったミゲルにタックル。もろとも崖に突っ込みます。
捨て身のプレイですが、地味に頭脳プレイが光ります。光の小宇宙だけに…
『聖闘士星矢Ω』第12話
さらに「行かせないぞ!」と足に取りすがる光牙。
『聖闘士星矢Ω』第12話
これに対し、ミゲルは、「聖衣に指紋がついちまったじゃねえか!」とキレます。
が、聖衣についた指紋よりも、まず崖に落とされたことを怒りましょうよw

このままでは光牙がやられる、というそのとき、光牙を助けに来てくれるあの人!
『聖闘士星矢Ω』第12話
『聖闘士星矢Ω』第12話
瞬キタ━(゚∀゚)━!!!!!

瞬は現在、この中央アジアと思しき乾燥帯地域で、医者的な仕事をしているようです。
『聖闘士星矢Ω』第12話

そして何と瞬の所に龍峰が!
あの戦闘で弱ってたところを、近所を通りがかった瞬に助けられたとのことですが…ここ、どこ?
『聖闘士星矢Ω』第12話
ただ「龍峰も栄斗も、パライストラで指折りの実力者だから大丈夫」ってのは、全くの見込み違いであったことはハッキリしました。

瞬の腕にも宇宙創(正式には闇の魔傷とかいうそうです)が。
『聖闘士星矢Ω』第12話

瞬の語るところによると、その昔、地上がつかの間の平和を得ていた頃(おそらくハーデスとの戦いが終わった頃か、天界編の終了後くらい?)、マルスの軍勢が地上を攻撃してきたそうです。
それでマルス軍vsアテナの聖闘士が死闘を繰り広げていたとのこと。
『聖闘士星矢Ω』第12話
あれ? 星矢以外は黄金聖闘士に昇格してないのね。
ハーデス編でタナトスにぶっ壊された黄金聖衣の修復が間に合ってなかったのか、それとも個々に拒否権を発動したのか(瞬=「ネビュラチェーンが使えなくなる」、紫龍=「天秤座の聖衣は十徳ナイフみたいで武器付きで便利だけどダサい」、一輝=「下手に黄金聖闘士になると十二宮主語義務が発生し、山下清のように放浪できなくなる」、氷河=「額のおまるは俺のトレードマークだ!」)、何か事情があったのでしょう、多分。

紫龍は両目が、氷河は右目が、それぞれ治ってない様子。
『聖闘士星矢Ω』第12話
そういえば氷河って、冥界でも右目を包帯で巻いたままでしたね。
紫龍の視力は戻ってて、わざわざ氷河が「紫龍、お前、目が見えるのか!?」と訊き、それに対して紫龍が「ああ。かつてデスマスクの積尸気冥界波を食らって黄泉の国に飛ばされたときも目が見えた。どうやら冥界は地上のように目でモノを見るのではないらしい」という説明を受けてたのに、頑なに包帯を巻いてました。…あ!でも目でモノを見ないのなら、包帯巻いてても一緒なのか。

で、マルス軍vs聖闘士の戦いのさなか、突然宇宙から隕石が落ちてきたそうです。
その隕石により、聖衣は変化を遂げ、聖闘士は属性を手に入れたとのこと。
この隕石事件によりマルス軍は一時撤退。しかし、隕石パワーはマルス軍にも及び、敵さんもバージョンアップして攻めてきたそうです。
星矢が行方不明になり、沙織さんが闇の魔傷を負ったあのとき、他の四人も駆けつけていて、瞬も闇の魔傷を負ったとのこと。
『聖闘士星矢Ω』第12話
『聖闘士星矢Ω』第12話
だから言わんこっちゃない、牡牛座でも魚座でも選り好みせず黄金聖衣をまとっていれば…

ところで、何だかよくわからない隕石ですが、その正体が気になるところです。
画像がないのが残念ですが、地球の比率からすると結構大きな隕石でした。
直径数キロの隕石が地表にぶつかっただけでも、その影響で地球が壊滅するんじゃないかというくらいのダメージを受けるとどこかで見た記憶があります。
とすると、この隕石は鉱物で出来た、いわゆる普通の隕石ではない。
しかも、これは聖衣や聖闘士の小宇宙に変化と影響を与えています。ということは、何らかのエネルギーである可能性が高い。

私は、「魔法少女まどか☆マギカ」の最終回に出てきた、まどかが吹っ飛ばしたコレ↓

の指先なんじゃないかと思ってます。

光牙の小宇宙を嗅ぎ付けてきた変態ミゲル。
瞬に対し、「気づいたんだけど、お前、小宇宙燃やせないだろ!」と突然相手の弱みにつけ込んで大きく出ました。チンピラ臭ぷんぷんです。
『聖闘士星矢Ω』第12話
土石流を発生させる、ミゲルの必殺技。
『聖闘士星矢Ω』第12話
『聖闘士星矢Ω』第12話
『聖闘士星矢Ω』第12話
龍峰は「ドラゴンの盾でも防げなかったか…」とか言ってしたが…
いや、盾が頑丈でもあの量の土石流食らったら、盾ごと押し流されるでしょう、普通(笑)

まだ戦える光牙君に、更なる攻撃を仕掛けるミゲル。
『聖闘士星矢Ω』第12話
『聖闘士星矢Ω』第12話
ミゲル「アテナはどこだ!」
光牙「知ってても言わない」
ミゲル「ならもう用はない。面倒だけどくんかくんかして追っかけるから、お前は殺す」
…前回のソニア様といい、もうちょっと尋問の手間をかけてみようよ。何も雑兵に性的虐待を加えさせろとか、爪や歯を一つずつ抜いていけとか言いませんが、ドラマ「大捜査線」で杉良太郎が取調室でやってたように、一二発殴るくらいしてもいいと思うのです。

と、光牙の危機に、瞬が闇の魔傷を押して小宇宙を燃やします。
『聖闘士星矢Ω』第12話
『聖闘士星矢Ω』第12話
中央アジアと思しき、物資も満足に手に入らなさそうな場所で白いパンツを履きつつ白さを保ち続けるというのもなかなかにチャレンジングですが、サスペンダーまで当時のままとは!
このサスペンダーを見た全国の瞬ファンとフレディ・マーキュリーファンが勃つか濡れるかしただろうことは想像に難くありません。
『聖闘士星矢Ω』第12話
聖衣は色気を演出するシースルーなのではなく、かつてこういうのを着て闘っていました、と言う想像図です。
『聖闘士星矢Ω』第12話
チェーンだけ出して、ネビュラチェーンで攻撃。
ミゲルは瞬に対し、「お前も所詮は青銅聖闘士!」とか言ってましたが、アホですか?
ミゲル君、アンタ、瞬のことを「伝説の聖闘士」って認識してたよね? あの星矢達と一緒に、青銅聖闘士の分際で十二宮を突破し、海王ポセイドンを倒し、ついには宿敵・ハーデスまで倒しちゃった「伝説の聖闘士」の一人ですよ。ミゲル君、瞬にそこまででかい口叩くなら、一度黄金聖闘士の守ってる十二宮を一つくらい突破してきなさい。
前々から気になってましたが、聖闘士業界のこの常識のなさは一体何なんでしょうか!?

瞬がミゲルの体力を削ってくれたので、後は青銅聖闘士の二人が頑張ります。
「明鏡止水」という防御系の必殺技です。
水属性の小宇宙を燃やして水を出し、ミゲルの蹴りを受け止めます。
『聖闘士星矢Ω』第12話
『聖闘士星矢Ω』第12話

なんでこの技を獅子座のミケーネのパンチ止めるときに使わなかったの!


そして廬山昇龍覇!
『聖闘士星矢Ω』第12話
『聖闘士星矢Ω』第12話
『聖闘士星矢Ω』第12話
アゴの裏を見せてからめくれるように吹っ飛ぶのは、聖闘士星矢の様式美です。

そして続けざまに光牙のペガサス流星拳!
『聖闘士星矢Ω』第12話
『聖闘士星矢Ω』第12話
・マスク=飛ばされてなくなる
・聖衣=ひび割れ
・人間=あごの裏を見せて吹っ飛ぶ
いやー、「星矢」はやっぱりこれがないと落ち着かないですよね。
『聖闘士星矢Ω』第12話
崖に落ちてったミゲルさんは各自で確認しておいて下さい。

『聖闘士星矢Ω』第12話
『聖闘士星矢Ω』第12話

龍峰はしばらく瞬のもとで養生することに。
体力が無いという設定が生きてるようにも思われますが、おそらく瞬は水源の確保のために龍峰をしばらく留め置いたのでしょう。

次回はいよいよ風の塔。
エデンもチラッと映ってたので、引き続き楽しみです。