《あらすじ》 第57話 ペガサスを倒せ！孤高の戦士エデン！冒頭、懐かしいキャラが登場します。
消息を絶った白銀聖闘士、盾座のエネアドの捜索を命じられた光牙と昴。しかし、それはパラサイトの仕掛けた罠だった。しかも、パラサイトの一員となったエデンが現れ、光牙に戦いを挑む。パラサイトのエウロパから、アリアを生き返らせることを条件に、エデンがパラサイトになったと聞いておどろく光牙。そして光牙の心に、自分さえ倒されればアリアが復活できるという迷いが生まれ、エデンに抵抗することもなく大地に倒れてしまう…
（公式サイトより）
盾座のエネアド、生きてたのね！
確かエネアドはマルスの本拠地を守っていたはず。どこだっけ…と過去ログを漁っていると、ウェスタンにかぶれた頃の蒼摩に一撃でやられていることを確認。
そんなエネアドも、今回は少女を庇って、この三級パラサイト・テーベにやられてしまいます。
（それにしても、このテーベ。ハーデス編のフログのゼーロスを思わせる「いかにも車田マンガに出てくるゲスキャラ」なビジュアルです）
さて、シーンは変わってとある断崖絶壁の上。（参考画像：地奇星フログのゼーロス）
そこは花畑が広がる場所で、ポツポツと墓石のような石が立ち並んでいます。
そしてその一角に場違いなグランドピアノが。
しかもそれを弾くのはプリンス・エデン。
プリンスだけにピアノも習っていたものと見受けられますが、それにしても、このグランドピアノ、一体誰がここまで運んできたのでしょうか。ご存じのようにピアノの運搬については専門の業者さんに頼まなければなりません。
プリンスの財に物を言わせ、ここまでタケモトピアノさんに運んでもらったものと思われます。
どうやらこの墓は、マルスとの戦いで死んでいった者達の墓のようです。
マルス（父）、メディア（母）、ソニア（義姉）、ミケーネ（家庭教師）、そしてアリア（想い人・幼なじみ）…改めてこうやって見ると、プリンスエデンはマルスとの戦いで家族や大切な人を喪っています。こんな場所にピアノを運んで弾いている辺りにまだしゃらくさい余裕は感じられますが、大変なことには変わりありません。
…あ、家族で忘れていましたが、アモール（叔父）もいましたね。
そんなプリンス・エデンの大切な人々の墓に、ゲス野郎が手を触れようとすると…
（「まぁまぁ」と二人の衝突を止めに入るエウロパ）
「軟弱者が嫌いだ」というテーベ。
確かに、お花畑でグランドピアノを弾くような奴は、僕もあまり好きにはなれません。
一方、シャイナさんから、消息を絶った盾座のエネアド捜索を命じられた光牙と昴。
女の子を守って壮絶な最期を遂げたかと思いきや、まだ息があり、「逃げろ、これはワナだ…」というエネアド。
エネアドには申し訳ありませんが、ここは絶命していた方がカッコ良かったです。
光牙たちをおびき出すために罠を張った張本人、二級パラサイトのエウロパが出てきます。
光牙は「エネアドの仇！」と息巻きますが、かつてマルスについて敵として戦ってた奴だということを思い出すと、何となく違和感が拭えません。
瞳の色が違うとついロイエンタールを思い出しますが、
全身を見るとむしろフレイザードを彷彿とさせます。
（参考画像：オスカー・フォン・ロイエンタール＠銀河英雄伝説）
従えているテーベがむしろフレイザードチックなキャラですが、ふざけつつ光牙たちを圧倒的な実力差であしらう姿は、魚座のアモールと少し重なるものがあります。
（参考画像：氷炎将軍フレイザード＠DRAGON QUEST ダイの大冒険）
（この後、横手へ吹き飛ばされます）
吹っ飛ばされた先にいたのは、クロノテクターをつけた三級パラサイト・エデンでした。
三角座りヒッキーから立ち直ったと思ったら、今度は家族を喪ったパラサイト。なかなかにお忙しい様子です。
ちなみに、ここで昴は「アイツ誰だ！?」などと聞き捨てならないことを言っています。
光牙と一緒にマルス・アプスと戦った今をときめく青銅聖闘士にして、マルスの息子を知らないって、聖闘士事情に疎いにも程があります。
エウロパから、エデンがアリアたちを生き返らせてもらうことを条件にパラサイトになったと聞かされ、光牙は動揺します。
（何となく表情がつのだじろうの『恐怖新聞』を思わせます）
「自分が命を差し出せば、アリアたちが生き返る」と、戦う心に迷いが生じた光牙。エデンにフルボッコにされます。
「何やってんだ光牙！ 気合い入れて戦え！」
としごく真っ当なことを言う昴。
前々から凄くイイ説教をしていたのですが、今回も良いこと言ってました。
が、戦力としてあまり役に立っていないのが切ないところです。
ここでゲス野郎のテーベは、エデンの軟弱さも気にくわないと、メテオを呼んでお花畑ごと墓を吹き飛ばそうとします。
「留めて欲しくば、俺に跪け」と、味方のエデンに嫌がらせをするゲス野郎。
目の前に敵（光牙）がいるのに、そんなことしている場合じゃないでしょうに。
そして、わざわざエデンを怒らせたせいで、テーベは一気に劣勢に追い込まれます。
ゲス野郎・テーベを手にかけ、足蹴にしたエデンは、その真意を打ち明けます。
エデンははなっからアリアたちを生き返らせるという交換条件など信じておらず、敵の誘いに乗ったふりをしてスパイ活動をしていたとのこと。
そんなこったろうとは思っていましたが、こんなに早くゲロしちゃうのは、スパイとしてもマズいと言わざるを得ないところです。
僕の聖域（サンクチュアリ）を荒らす奴は許さない…っ！とどこかで聞いたような台詞ですが、怒り心頭のプリンス・エデンは早速必殺技を繰り出します。
例によって、やられたテーベはエウロパに回収され、退却します。
どこで調達したのか、エデンは聖衣箱を担いで一人パラサイトと戦うとのこと。やはり今回も一輝キャラとして一匹狼で行くようです。
それにしても、聖衣箱を担いでいる姿、似合わんなぁ…