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2012年12月16日日曜日

乙女座はしっかり仏教路線を継承! (聖闘士星矢Ω 第37話)

 目を開いてからのフドウの顔芸が怖すぎる…((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル


《あらすじ》 第37話 揺るぎなき守護者!乙女座の黄金聖闘士!
獅子宮を突破した蒼摩と栄斗は第六の宮、処女宮に向かう。だが、強大な小宇宙を感じて歩みを止める。その小宇宙の持ち主こそ、処女宮を守護する乙女座バルゴの黄金聖闘士フドウだった。黄金聖闘士でも1,2を誇る実力者であるフドウは、黄金聖衣をまとうことなく蒼摩と栄斗を圧倒する。しかし、蒼摩と栄斗は臆することなく、何度倒れても立ち上がった。それは仲間を信じているからだ。そして、ついに光牙たちが処女宮に駆けつけた!
公式サイトより)

 前回、獅子座のミケーネの心を動かして通過を許してもらい、処女宮まで来た蒼摩と栄人。
『聖闘士星矢Ω』第37話
 そこで二人は、かつてない程のバカデカい小宇宙を感じていました。
『聖闘士星矢Ω』第37話
 乙女座は仏教系じゃなきゃダメってルールがあるわけでもないのでしょうが(ハーデスと気が遠くなるほど戦い続けてきた神話の時代には、そもそもブッダすら生まれていないわけですから)、やはり前任のシャカの影響力はかなり強いようで、今回も「最も神に近いキャラ」のようです。

 一方、まだ白羊宮で、上がってくるマルス軍(雑魚)の足止めをしている貴鬼。
『聖闘士星矢Ω』第37話
 十二宮を守護し、怪しい者は通さないという職務を誰よりも遂行している貴鬼。ですが、足止めしている対象が、本来なら味方である所のマルスの手下なので、ここまでマルスに対してあからさまな反抗の意を示しているのも、正直どうかと思いました。マルスもメディアも、これは放置でOKなの?
 と、そこへ職場放棄第一号・牡牛座(タウラス)のハービンジャーさんが「手伝ってやろうか?」と金牛宮を降りてきました。
『聖闘士星矢Ω』第37話
 貴鬼ははじめから青銅聖闘士たちの味方をすることが明かで、それはマルス様も織り込み済みでした。「新十二宮を機能させるために来てくれたらそれでOK」という扱いだったので、この点は良しとしても、ハービンジャーははっきり職場放棄し、今度は利敵行為に走ろうとしています。
 貴鬼も「マルスの新世界で約束されたエリートの地位を失うのでは?」と聞きますが、「俺は骨の強い奴がいれば、新しい世界だろうと古い世界だろうとどちらでも構わん」と、処遇についてはどうでもいい様子。それはいいんだけど、青銅聖闘士たちが負け、マルスの新世界ができあがったら、ハービンジャーも処罰の対象になると思うんですが、ちゃんとそれ、覚悟してるんでしょうか? ちょっと心配になってきました…

 そして、これが乙女座(バルゴ)の黄金聖闘士・フドウ。
『聖闘士星矢Ω』第37話
『聖闘士星矢Ω』第37話
 仏教は仏教でも、今度は不動明王で来たか!

 不動明王のフドウってことはわかってるんですが、「フドウ」という文字を見ると、どうしても寝返りを打ったときにベッドを壊して「ごみんよ~」と謝るあの人を思い出してしまいます。


 不動明王の化身にして、断罪と救済の黄金聖闘士と自己紹介するフドウ。
 「救ってあげよう」というかなりの上から目線ですが、不動明王の化身だからそれは仕方ありません(本当に偉いんですから…)。
 ただ、でかい口叩くだけの実力は備えている模様。聖衣を装着しない状態で、栄人と蒼摩の攻撃を小宇宙のバリアだけで止めちゃってます。
『聖闘士星矢Ω』第37話
『聖闘士星矢Ω』第37話
 「離れなさい。いつまでもそうしていると、聖衣ごとその腕が吹き飛びますよ」って、旧作でシャカが紫龍の廬山昇龍覇を手のひらで止めた(正確には紫龍の拳はシャカの手のひらに接触しない状態で止められていました)ときによく似ています。こういうところでくすぐってくるなー。

『聖闘士星矢Ω』第37話
 「私は揺るぎなき守護者」と盛んに言うフドウ。
 これも、旧作で一輝がシャカの心に迷いを生じさせた、というエピソードの裏打ち? とか色々考えてしまいます。その上、技の名前が「カーン」とか、もう旧作ファンの心をこれでもかとくすぐってきます(知人も「乙女座の黄金聖闘士が『カーン』って言っただけでも、あの回は良かったよ」と絶賛していました)。
 しかも、フドウの「カーン」は、自身が不動明王の化身であることもあってただのカーンではなく(そもそも「ただのカーン」って何だよ?w)、「ノウマクサンマンダ バサラダン カーン」と不動明王の真言にアレンジしてあったりします。

『聖闘士星矢Ω』第37話
 「所業断罪」(諸行断罪?)という縛り技で緊縛される二人。
 ちなみにこの紐、羂索(けんさく)と言うそうです
 地獄の業火に焼かれようとした(って、唯一神又吉イエスじゃないんだからw)二人を助けたのは、龍峰の水芸でした。
『聖闘士星矢Ω』第37話
 ユナも到着。足技で二人の羂索を切ってくれます。
『聖闘士星矢Ω』第37話
 「ああ、2本で10万4千円もするのに…」と心配する間もなく、いきなり挨拶代わりに不意打ち的にペガサス流星拳をぶち込む光牙。
『聖闘士星矢Ω』第37話
 何か光牙君、普通に闇の小宇宙の影響が出てないか?(笑)

 ま、5人揃った段階で、次に全員吹き飛ばされるのがお約束と言えばお約束なわけですが…
『聖闘士星矢Ω』第37話
 龍峰とユナについては、セブンセンシズに目覚めた認定をフドウからもらっていました。
 と同時に、残り3人はガッツを見せて宮を通してもらっただけであることも判明してしまいました。
 「オーム」を食らって吹っ飛ばされた五人。
 光牙は「何が『救済』だ! マルスは、この地球を破壊しようとしているのだぞ!」と問答をしかけたところ、フドウは「お前たちにはわかるまい!」と語気を荒げて言います。曰く、
・フドウは長い年月の間、地上と人類の平安を願い、見守ってきた。
・しかし、人間の増長は留まる所を知らず、私利私欲のために神から与えられた世界を汚し続けてきた。
・それだけでは飽き足らず、互いに争い、殺し合う。
・だから、そんな人類を救済するために、この世界を作り直す必要があると悟る。
・マルスは力と小宇宙が強い奴が支配する世界を作ろうとし、その理想に共感。

『聖闘士星矢Ω』第37話
 「オーム」を繰り出した後だから余計に感じるのですが、これ、終末思想を煽ってテロに走った某教団みたいなこと言ってますよ。フドウの言ってる「救済」が「ポア」にしか聞こえなくなってきました。
『聖闘士星矢Ω』第37話
 それでも聞き分けのないことばかり言う青銅聖闘士たちに、フドウは「生死即涅槃(しょうじそくねはん)」という技を繰り出します。どうでもいいことですが、涅槃と聞くと、ノータイムで沖雅也・日景忠男を連想してしまいます。ワシも大概煩悩が深いなぁ…orz
『聖闘士星矢Ω』第37話
『聖闘士星矢Ω』第37話
『聖闘士星矢Ω』第37話
 しかし、それでも立ち上がる5人。
『聖闘士星矢Ω』第37話
 聞いてると、手段が真逆なだけで、「人々が笑って暮らせる平和な世界」って目的は一緒なんだよなぁ。

 彼らの熱き思いに打たれて涙を流すフドウ。
 目を開けてわかったのが、彼がオスカー・フォン・ロイエンタールと同じ金銀妖瞳(ヘテロクロミア)だということ。それにしても、髪と左右の瞳の色がバラバラだとここまで違和感があるとは…。特に左目の黄色が違和感ありまくりです。
 ちなみに、目を開いてもシャカのように小宇宙が爆発的に高まるということは無い模様だが、「目を開ける=全力で行くよ!」はシャカと同じ。
『聖闘士星矢Ω』第37話
『聖闘士星矢Ω』第37話
 遂に聖衣を装着したフドウ。
『聖闘士星矢Ω』第37話
『聖闘士星矢Ω』第37話
 目を開けたことにより、フドウの真の実力が発揮されます。
 必殺技「明王来臨」を繰り出すときのフドウさんの顔がハンパなく怖い!
『聖闘士星矢Ω』第37話
 「明王 ライリーン! …私、残酷ですわよ」くらいのボケをしてくれないとヤバイくらいの迫力です。
『聖闘士星矢Ω』第37話
 フドウによって召還された五代明王。
『聖闘士星矢Ω』第37話
 何だかもう「FINAL FANTASY」みたいです。

『聖闘士星矢Ω』第37話
 で、技食らう方も顔芸スゴイし。
 十二宮編に入ってから、顔芸に楳図かずお的なテイストが入ったように感じるのは私だけでしょうか…。

『聖闘士星矢Ω』第37話
 いよいよとどめを刺されそうになったとき、フドウの攻撃をカットしに入ってきたのが…
『聖闘士星矢Ω』第37話
『聖闘士星矢Ω』第37話
『聖闘士星矢Ω』第37話
 三角座り野郎でした!
 デザインもポジションも旧作の一輝を意識して作られているエデンだけに、乙女座戦で出てくるのにはグッとくるものが!!

 しかし、それにしてもなぜ白髪(銀髪?)!
 黄金聖闘士戦に備えて、レイがトキに突いてもらった秘孔を突いてもらったのでしょうか?
 それとも気まずさをごまかすため、別キャラになった言い訳の手段を『超頭脳シルバーウルフ』から学んだのでしょうか?
 バトルよりもそっちの方が気になって仕方ありません!!!