今回は2012年5月分のまとめです。
採点基準 (かなり主観が入ってますので、一応の目安としてご理解下さい)303
・1~5点…紹介しません。読んで欲しいものだけご紹介したいので。
・6点…「?」もあるけど一読の価値あり
・7点…面白かった!
・8点…オススメ!!
・9点…超オススメ!!!
・10点…ホームラン級の突き抜けた面白さ!!!
☆10
鬼頭莫宏『ぼくらの』(2巻)
「従来の物語はどれも世界を救う代償が安すぎる」という著者の疑問は、「世界を救う代償は操縦者の命」という本作のテーマとなりました。家族思いのダイチの戦う姿、マコがずっと抱えてきた思い、全てが切なすぎる!
2012-05-01 19:26
304
☆10
鬼頭莫宏『ぼくらの』(3巻)
カコみたいな奴いるよな~と思って読んでたらまさかの展開。ちょっと救いがなさすぎ…と思ってたらチズの話は更に救いがなく、読むのが辛すぎる展開に。(読み返して気付いたが、もの凄く細かい所に重要な伏線が!)
2012-05-02 11:47
305
☆10
鬼頭莫宏『ぼくらの』(4巻)
チズの話はただただ可哀想すぎる…究極のディレンマ、ダブルバインドの中でチズの出した結論は…。驚くべき疑惑が持ち上がった後、モジの話へ。こういう三角関係も苦手なんだよなぁ…ホント、心ざわつかせる作品だ!
2012-05-03 09:31
306
☆10
鬼頭莫宏『ぼくらの』(5巻)
マキの父ちゃん、いい人だーっ!親子の本質って血じゃないんですよ。マキの戦闘中、この戦いの構造が明らかに。読者も巻を負うごとに苦痛や絶望から諦観に似た心境に至るが、ここで一番心配してたパターンが来た!!
2012-05-04 12:12
307
☆10
鬼頭莫宏『ぼくらの』(6巻)
チズをあそこまで追い込んだ畑飼が何言っても説得力無いわー。よく刺したぞキリエ! 戦う意味を見いだせなかったキリエが辿り着いた境地にはグッと来ました。コモ編では、いよいよ相手方パイロットも描かれるように
2012-05-05 23:16
308
☆10
鬼頭莫宏『ぼくらの』(7巻)
本巻のテーマは「父と娘」? コモ・コモ父・敵パイロットの三人が描き出した結論がとにかく切ない。アンコの父との交流も、ずっとすれ違ってきた親子が、世間で起きてる大事件を通して図られるのがこれまた切ない…
2012-05-06 10:10
309
☆10
鬼頭莫宏『ぼくらの』(8巻)
アンコの親父は非情とも思える。が、娘の文字通り必死の戦いを報じることで世間にジアースのことが伝わった。報道ってつくづく業の深い商売だよな…。カンジ編は関たち23人がカッコ良すぎ。カンジも良い奴で泣ける
2012-05-07 18:30
310
☆10
鬼頭莫宏『ぼくらの』(9巻)
この巻はずっとカナのターン。おそらく本巻に登場する誰よりも大人なのはカナだった。誰よりも周りのみんなの、兄のことを思いやってたカナの、最後の望みくらいちゃんと叶えてやって下さいよぉ、鬼頭先生っ!(笑)
2012-05-08 22:37
311
☆10
鬼頭莫宏『ぼくらの』(10巻)
最後の戦闘を前に、仲間の家族のもとを訪れ、彼らが何を思い、どう戦ったかを語るマチとウシロ。甘酸っぱい胸キュンからの衝撃展開。コエムシにさえも傍観者であることを許さなかったこの話、どこまで厳しいんだよ!
2012-05-09 07:18
312
☆10
鬼頭莫宏『ぼくらの』(11巻)
自然学校の15人で最後に残ったウシロ。彼の戦いは凄惨なものに――。本作のテーマは「理不尽に求められた代償を、覚悟して引き受ける」だったのでは?と思う。最後の「引継戦」でもそれは貫徹されてて、切なかった
2012-05-10 23:59
313
☆8
泉昌之『食の軍師』
グルメよりも通の食べ方、段取りのうんちくギャグ漫画。おでん一つ頼んでも「大根三角の陣形」とか、無駄に三国志になぞらえたり、とにかく面倒くさい!w …って、今気付いたけど「食」と「蜀」をかけてたのか!w
2012-05-11 10:09
314
☆9
加藤一二三『将棋名人血風録』
名人制施行四百周年の節目の今年、歴代実力制名人と将棋界の歴史を、名人経験者である加藤一二三九段が語る!副題の「奇人・変人・超人」って著者のことですよ!w すぐ自分の話になっちゃうところが加藤先生らしい
2012-05-12 10:26
315
☆7
三田紀房・関達也『銀のアンカー』(1巻)
『ドラゴン桜』の就活版。仕事に自己実現を重ねるな!というのは行き過ぎた自己実現思想へのアンチテーゼとしては認めるけど、そこまで割り切れないのも確か。街頭で鶴を折らせるのは何か自己啓発セミナーっぽい(笑)
2012-05-13 19:00
316
☆8
三田紀房・関達也『銀のアンカー』(2巻)
就活を完全に「勝負」と捉え、相手の考え(求めているもの)を率直に読み、それに合致するものをアピールしろ!当たり前すぎて身もフタもないけど、率直にモノを見て素直に考えるのが一番難しいのも確かなんだよなぁ
2012-05-14 19:13
317
☆7
三田紀房・関達也『銀のアンカー』(3巻)
採用する方だってESと一度に大量の人間を捌く面接よりも、実際に素の本人と接して判断したいだろうなぁ、とOB訪問の話を読んでて思った。何か就活を廃止してバイトから正社員への道をメインにした方が良くない?
2012-05-15 20:29
318
☆7
三田紀房・関達也『銀のアンカー』(4巻)
完璧な「自己分析」って、要するに「自分探し」みたいなもんか(笑)。それにしても、女子アナの試験というのが、いかに過酷な試験なのかというのがこれでもかと描かれてるけど…やっぱりそんなスゴい人に見えない!
2012-05-16 23:27
319
☆7
三田紀房『銀のアンカー』(5巻)
作者の考え方がとにかく合理的。あるものは利用しろ、やりもせずにダメだというのは本当のバカ。いや、ホントそうなんだけど、身もフタもない(笑)。数打ちゃ当たるの中でテンションを上げるのも確かにそうだよな~
2012-05-17 23:22
320
☆7
三田紀房『銀のアンカー』(6巻)
就活と言っても、世の中には色んな企業があってコレという対策がない。だから「数打ちゃ当たるでどんどん受けろ」「やれることは何でもやれ」「企業に欲しい人材と思わせるかの勝負」という説教の繰り返しになる印象
2012-05-18 09:50
321
☆7
三田紀房『銀のアンカー』(7巻)
表紙の「本気になれ」が本巻のテーマ。やる前に言い訳せず、とにかく必死にやるのが伝わる。説得力って実はそういうことなのかも。会話力向上アイテムのストップウォッチとアイマスク。こういうのは作者らしいなあw
2012-05-19 00:27
322
☆7
三田紀房『銀のアンカー』(8巻)
経験したことから自分で決める力を得たり、がむしゃらに食らいつく熱意でぶつかったり。この作者の漫画はテクニックから入っているけど、最後は意識の話に。ドラゴン桜もそうだけど、最後は質から量、テクから自信へ
2012-05-20 23:05
323
☆9
齋藤孝『「読む・書く・話す」を一瞬でモノにする技術』
齋藤孝の知的インプットメソッドの総決算。感覚や身体性を重視する著者の読書法のポイントは「どれだけその本に関与するか」。3色ボールペンで書き込みしまくり、目だけでなく手も動員するのも「関与」が大事だから
2012-05-21 22:00
324
☆9
石川秀樹『じつはよく知らなかった経済のことがスッキリわかる本』
就活生と資格試験スクール講師の対話形式で読みやすい。経済の基礎の基礎とあるが、東日本大震災や電力問題など、最新の話題も含めた沢山の具体例で説明されているからイメージが掴みやすく、とにかくわかりやすい!
2012-05-22 20:53
325
☆9
甲斐谷忍『ONE OUTS』(1巻)
万年Bクラス球団の4番・児島は、沖縄で米兵相手に賭野球"ワンナウト"で無敗を誇る渡久地と出会う。作者が「全ての野球漫画に対するアンチテーゼ」「野球版アカギ」と言うだけあって勝負が魅せる!理屈っぽい!!
2012-05-23 23:13
326
就活生と資格試験スクール講師の対話形式で読みやすい。経済の基礎の基礎とあるが、東日本大震災や電力問題など、最新の話題も含めた沢山の具体例で説明されているからイメージが掴みやすく、とにかくわかりやすい!
2012-05-22 20:53
325
☆9
甲斐谷忍『ONE OUTS』(1巻)
万年Bクラス球団の4番・児島は、沖縄で米兵相手に賭野球"ワンナウト"で無敗を誇る渡久地と出会う。作者が「全ての野球漫画に対するアンチテーゼ」「野球版アカギ」と言うだけあって勝負が魅せる!理屈っぽい!!
2012-05-23 23:13
326
甲斐谷忍『ONE OUTS』(2巻)
賭野球で無敗だった勝負師・渡久地東亜がプロの世界へ。球団オーナーとの契約は「ワンナウト5百万、ただし1失点毎に1千万円のペナルティ」というワンナウツ契約。クセのない相手ピッチャーに仕掛けた罠がシビれる
2012-05-24 22:52
327
甲斐谷忍『ONE OUTS』(3巻)
ワンナウツ契約によりオーナーとも勝負しなければならない渡久地。マリーンズ高見は渡久地の秘密を言い当てるが…。児島が代打に出るところで渡久地が仕掛けた策など、野球を舞台にした騙し合いがクレバーで面白い!
2012-05-25 10:25
328
甲斐谷忍『ONE OUTS』(4巻)
対マリナーズ三戦目、連投の疲れから大失点を喫した渡久地。しかし渡久地の狙いは全く別の所にあり、試合はとんでもない展開に。この漫画では渡久地だけ勝負の次元が違いすぎで、その突き抜け加減に唸らされまくり!
2012-05-26 00:27
329
甲斐谷忍『ONE OUTS』(5巻)
最強のベースボール・ランナー、ジョンソン&智将・城丘監督との奇策の応酬が本巻の見所。今まではオーナーとの駆け引きと渡久地の凄さだけが際立ってたが、初めて野球の中で明確な敵が出現し、スリリングな展開に!
2012-05-27 09:23
330
甲斐谷忍『ONE OUTS』(6巻)
世界最速のベースボール・ランナー、ジョンソンとの息詰まる対決。しかし渡久地の相手は、その背後にいる城丘監督(とオーナー)。圧倒的に不利でも絶対的に強く弱みを見せず、超上から目線。まさに、野球版アカギ!
2012-05-28 21:54
331
甲斐谷忍『ONE OUTS』(7巻)
"トリックスタジアム"での対ブルーマーズ戦、ウィリアムスのインチキナックル、サイン盗みと敵はイカサマし放題。それにいち早く感づく渡久地。ここで敵のイカサマを逆手に取ることを考える当たりが悪党だよなぁ~
2012-05-29 23:40
332
甲斐谷忍『ONE OUTS』(8巻)
相手方の、盗んだサインの伝達方法がわかり、いよいよ反撃開始。規則的なことを少しずつズラすことで、見事に不規則なサインを作り出す渡久地。かなり複雑なことをやってはいるが、野球がベースなので面白く読める!
2012-05-30 21:07
333
☆10
甲斐谷忍『ONE OUTS』(9巻)
ついにサイン盗みの全貌を掴んだ渡久地。そして、ウイリアムスのインチキナックル攻略へ。端っからインチキナックルを封じる気などサラサラなく、そこへつけ込み、一気に逆転! が、このままでは終わらずもう一山…
2012-05-31 23:36
2012-05-30 21:07
333
☆10
甲斐谷忍『ONE OUTS』(9巻)
ついにサイン盗みの全貌を掴んだ渡久地。そして、ウイリアムスのインチキナックル攻略へ。端っからインチキナックルを封じる気などサラサラなく、そこへつけ込み、一気に逆転! が、このままでは終わらずもう一山…
2012-05-31 23:36