tag:blogger.com,1999:blog-50663354481727102652024-03-13T23:08:18.785+09:00富屋散言堂blog本の紹介(のアーカイブ)と、日々の雑感など。Unknownnoreply@blogger.comBlogger356125tag:blogger.com,1999:blog-5066335448172710265.post-70234614253100785922020-08-31T10:00:00.012+09:002021-02-24T07:13:48.710+09:00最終回のテーマ昨日、最終回を迎えた「<a href="https://www.tv-asahi.co.jp/zero-one/" target="_blank">仮面ライダーゼロワン</a>」。 <div><br /></div><div>観始めたのが最終回の1回前だったため、どういう話かさっぱりわかりませんでした。 </div><div>わからんなりに登場人物の会話を追うと、どうやら敵はアンドロイド(ヒューマンギア、というらしい)で、人間とアンドロイドが共存すると同時に、ターミネーターほどではないにせよ、悪の機械と人類が戦う…みたいな話なのかな? と。</div><div>AIにも心が芽生え云々…というのもテーマにあったようです。</div><div><br /></div><div>最後、仮面ライダーゼロワンだったロボットの会社社長・飛電或人(ひでんあると)が、戦いの中で初回から出ていた重要キャラで、最後の方で壊された秘書のヒューマンギア・イズと全く同じヒューマンギアを作ります。</div><div><br /></div><div>が、外形こそ一緒でも、これまで一緒にいたときの記憶がない…あまりに切ない…(by.アンジャッシュ児嶋)→でも前向きに、また一からイズを教育していく、というラストでした。</div><div><br /></div><div>同じ時間を共有してきた記憶のかけがえのなさ、というのはヒューマンギアで果たして成立するのか? という疑問が見ていて沸々と沸いてきました。</div><div><br /></div><div>そこで、子供には最終回のテーマを一言で解説しておきました。</div><div><br /></div><div><span style="font-size: x-large;"><br /></span></div><div><span style="font-size: x-large;">「あれや、データのバックアップを取っとけ、っちゅうことや」</span>
<!--X:S ZenBackWidget--><div id="zenback-widget-loader"></div><script type="text/javascript">!function(d,i){if(!d.getElementById(i)){var r=Math.ceil((new Date()*1)*Math.random());var j=d.createElement("script");j.id=i;j.async=true;j.src="//w.zenback.jp/v1/?base_uri=http%3A//blog.tomiya-daisuke.com/&nsid=96519245264861605%3A%3A105820400402841092&rand="+r;d.body.appendChild(j);}}(document,"zenback-widget-js");</script><!--X:E ZenBackWidget--></div>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5066335448172710265.post-36849479012071837552020-08-30T10:00:00.002+09:002021-02-24T07:14:35.262+09:00条件反射<p>今朝も娘とプリキュアをみたのですが、</p><p>娘のお気に入り、キュアフォンテーヌの変身シーン</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><iframe allowfullscreen="" class="BLOG_video_class" height="266" src="https://www.youtube.com/embed/_3-NIQ_6fhQ" width="320" youtube-src-id="_3-NIQ_6fhQ"></iframe></div><p><b>「交わる二つの流れ…</b></p><p><b> キュアフォンテーヌ!」</b></p><p>というところで思わず、</p><p><span style="font-size: x-large;"><b>「フォン、テーーヌ!」</b></span></p><p>と叫んでしまいました。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><iframe allowfullscreen="" class="BLOG_video_class" height="266" src="https://www.youtube.com/embed/NzjfHF5pWqk" width="320" youtube-src-id="NzjfHF5pWqk"></iframe></div><br /><p><br /></p><p><br /></p><p> </p>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5066335448172710265.post-14540286408699020452020-08-23T12:00:00.000+09:002020-08-24T19:35:18.474+09:00観たものと見なかったもの<div>ついに、娘がプリキュアを観てしまいました。</div><div> </div><div>今まではプリキュアの存在について、</div><div>「気のせい」</div><div>「都市伝説」</div><div>とし、</div><div>おじいちゃんにパズルを買ってもらったときも、</div><div>「パズルだけのオリジナルキャラ」</div><div>と言い張り、</div><div>保育園の友達の会話で出てきても、</div><div>「お友達の家はスカパー!入ってんとちゃうかな?」</div><div>とごまかしてきました。</div><div><br></div><div>が、今日放送のプリキュアを家のテレビで観てしまうに至り、ごまかしが効かなくなってしまいました。</div><div> </div><div>続く仮面ライダーゼロワンは最終回の一回前で、昭和のライダーとBLACK、RXまでしか観たことのない娘は、「何か仮面ライダー、喧嘩しとったなぁ」とお話を的確に理解していたようです。</div><div>隣で観ていたお父ちゃんは、冒頭のアンドロイド達がプラカードもってデモをしているシーンで大笑いしてしまい、しかもそのアンドロイドたちがしっかりソーシャルディスタンスを守って距離をとっているので「いや、お前らは新型コロナかからんやろ!」と鬼の首を取ったようにつっこんでしまいました。</div><div> </div><div>そんな僕たちを見ていた妻の、苦虫を噛み潰したような表情だけは、父娘とも見なかったことにしました。</div> Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5066335448172710265.post-71963587668090109922020-06-01T00:00:00.000+09:002020-06-02T18:22:07.999+09:00シャア専用おサイフケータイ<div>スマホを新調しました。</div><div>今、iPhone6sを使っていた層(まさに私!)と、ライトユーザーにバカ売れしているらしいiPhoneSE(第二世代)です。</div><div>ハイエンドな廉価版ということで、シャア専用ザクをイメージして赤にしましたが、体感処理速度は本当に三倍になっている気がします。iPhone11と同じチップが搭載されているのも伊達じゃありません。</div><div><br></div><div>何とか持ち物を減らしたいと思っているところにお誂え向きのおサイフケータイということもあり、個人的には言うことなしです。</div><div><br></div><div>このタイミングでたまたま妻が買い物のお金を返してくれました。</div><div>ちょうど手元に財布がなかったので、お札を折ってスマホケースのカードポケットへ何気なく入れたところ、妻が一言。</div><div><br></div><div><b>「へぇ〜、それがおサイフケータイ」</b></div><div><img id="id_a4a2_ee74_b8de_5f0b" src="https://lh4.googleusercontent.com/UUo-sVTvYbFagrGC91np6HOCVz0PNYFIuKnev1HRPAE0QSNKEavu8TxTawDjX1w" alt="" title="" tooltip="" style="width: 353px; height: auto;"><br><br><br></div><div><br></div><div><br></div><div>…違うと思います。</div> Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5066335448172710265.post-60541699277980654382020-05-25T00:00:00.000+09:002020-05-25T00:00:05.578+09:00[紹介] 岩明均『ヘウレーカ』<a href="https://amzn.to/2XqbFvD" target="_blank"><img alt="[岩明均]のヘウレーカ (ジェッツコミックス)" src="https://m.media-amazon.com/images/I/517N2s8wVAL.jpg"></a><br>
<a href="http://blog.tomiya-daisuke.com/2020/05/blog-post_25.html#more"></a>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5066335448172710265.post-44741879697792150442020-05-18T00:00:00.000+09:002020-05-18T00:00:09.904+09:00二人をつなぐ縁テレビを見ていて閉口するのが嫁の「これ誰?」の質問ぜめ。<br>
「で、どうなるの?」とオチまで聞いてくることもしばしば。<br>
そのくせ僕が先に見ていた相棒の犯人を教えようとすると怒り出す神経がイマイチわかりません。<br>
<a href="http://blog.tomiya-daisuke.com/2020/05/blog-post.html#more"></a>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5066335448172710265.post-47393718861659241092020-05-11T20:05:00.000+09:002020-05-11T20:05:04.481+09:00[紹介] ゲルト・ギーゲレンツァー『数字に弱いあなたの驚くほど危険な生活』=『リスク・リテラシーが身につく統計的思考法』<div>
<a href="https://amzn.to/2SjhLMU" target="_blank"><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/512GPNY6CWL._SX319_BO1,204,203,200_.jpg" /></a><a href="https://amzn.to/2y3v9Ok" target="_blank"><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51CFC2-vZML._SX333_BO1,204,203,200_.jpg" /></a></div>
<br />
本書の単行本を本屋で見かけ、偶然手に取ったのは15年以上前のこと。<br />
ちょうど父親にガンが見つかり、父に手術の説明を自然頻度を用いてしたのを覚えている。<br />
<br />
昨今の新型コロナ騒動で、「そう言えば昔読んだことがあったな」と思い出した。<br />
この動画(↓)の最後でも本書の単行本を薦めていたので、久し振りに読み返してみることに。<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<iframe allowfullscreen="" class="YOUTUBE-iframe-video" data-thumbnail-src="https://i.ytimg.com/vi/PYn2ZKlmwmA/0.jpg" frameborder="0" height="266" src="https://www.youtube.com/embed/PYn2ZKlmwmA?feature=player_embedded" width="320"></iframe></div>
<hr />
<br />
ただ、本棚を見ても見つからず。<br />
そういえば文庫本が出たから買い直そうと手放したような…<br />
これだから断捨離とかこんまりとかはロクでもないんだよ!<br />
…と八つ当たりもそこそこに、Amazonで調べてみるとビックリ!<br />
絶版になった単行本にプレミアがついてる!<br />
書名を変えた文庫本も絶版となっており、中古しか出回っていない状況。<br />
値崩れも起きてないので、いよいよ良書を手放してしまったと後悔。<br />
<br />
Amazonで中古の文庫を買ってから、何気なく本棚を見ると…あれ?<br />
あった…!<br />
断捨離とかこんまりにビッシャビシャの濡れ衣を着せてしまって申し訳ない、とは露ほども思わず、ただただ胸に去来するのはやっちまった感だけ。<br />
つくづく人間というのは勝手な生き物です。<br />
<br />
新型コロナによる緊急事態宣言下にある現在、15年以上前に読んだときより本書の内容理解が進むのに驚きました。<br />
検査結果の偽陽性・偽陰性の説明が面白いように頭に入ってくるだけでなく、気がつくと、本書で繰り返し登場する事例を見ると読み進めるのをとめ、メモ帳に表を書いて楽しく計算している自分がいました。<br />
<br />
「なぜ数学を勉強しないといけないのか?」<br />
中学生だった自分も思っていたことですし、塾講師をしていた頃には少なくない生徒から言われた定番の問いです。<br />
今までの自分だったら「別に、銀行強盗に人質にされたとき『この連立方程式を解けた奴から解放してやる!』とかは絶対ないけど、論理的な思考の訓練としては数学が一番最適なんや。目に見えない思考のOSの部分を鍛えるためや」とか、自分自身しっくり来ていない観念的な理由づけでおそらく生徒を煙に巻きながら、自分自身も納得したつもりになっていました。<br />
が、今ならハッキリ言えます。<br />
<b>「論理的にものを考える前提として、データや数字を理解できないといけない。</b><br />
<b>そのためには確率・統計、引いては数学の素養がないといけないから!」</b><br />
<br />
テレビ朝日・モーニングショーを筆頭に、特にテレ朝・TBS系のニュース番組やワイドショーではインチキ専門家を呼んでデマと大差ない間違いを連日垂れ流し続けています。<br />
そういうインチキ専門家や、自分たちが今流している報道内容についてろくにリテラシーを持ち合わせていない報道番組の内容を「これは間違いだ!」と見抜けるようになり、インチキ情報に惑わされないためにも、数学は絶対必要だとつくづく思います。(学生時代、もっと真剣に数学を勉強してれば良かった…後悔はいつも後からやってきます)<br />
<br />
本書は大きく3部に分かれており、1部ではリスクについての考え方がコンパクトにまとまっています。<br />
2部では乳がんや前立腺がん、DNA鑑定、再犯可能性、と医療と司法の具体例をとおして1部で見た内容をさらに具体的なケーススタディとして見ていきます。<br />
3部では数字に弱いとどれだけ騙されるか、そしてモンティ・ホール問題が紹介されており、本書の内容を復習しつつ、数字でかつ具体的にものを考えるとはどういうことかを説明してくれています。<br />
<br />
病気の検査にまつわる偽陽性・偽陰性の話も面白かったのですが、もう一つ面白かったのが訴追者の誤謬に関する話。<br />
皆さんはこれから紹介する説明の間違いがわかるでしょうか?<br />
<blockquote class="tr_bq">
ある殺人事件(ドイツの事件)で、被害者の爪の中に血液が残っており、これが被告人の血液型と一致した。<br />裁判で大学講師が、ドイツ人の17.3%がその血液型に一致すると述べた。<br />第2の証拠として、被告人のブーツについていた血液があり、これが被害者の女性の血液型と一致した。<br />くだんの専門家は、ドイツ人の15.7%がその血液型であると証言した。<br />二つの確率を掛け合わせると、この二つが偶然に一致する確率は2.7%と出る。<br />したがって、被告人が殺人者である確率は97.3%である、と専門家証人は言った。<br /><div style="text-align: right;">
(文庫244頁を一部簡略化した)</div>
</blockquote>
偶然に一致する確率が2.7%と言われるとほぼ間違いないように思いがちです。<br />
が、本当にそうなのでしょうか?<br />
<blockquote class="tr_bq">
この事件が起きた街に犯人の可能性がある男声が10万人いると仮定する。<br />このうち1人が殺人者で、ほぼ確実に両方の証拠と一致する(鑑定の際にサンプルが取り違えられるなどの誤りがないことを前提とする)。<br />犯人以外の9万9999人のうち、役2700人(2.7%)もこの二つの証拠と一致する。<br />したがって、二つの証拠に一致する被告が殺人者である確率は、専門家証人が述べた97.3%ではなく、2700分の1で、0.1%以下である。<br /><div style="text-align: right;">
(文庫245頁を一部簡略化した)</div>
</blockquote>
2.7%という数字を具体的な数字に置き換えて考えると、97.3%だと思っていたものが0.1%以下だったことがわかります。<br />
言われれば納得なのですが、確率を自然頻度に置き換えずに考えることがいかに危険かを思い知らされました。<br />
<br />
<b>こんな面白い良書が絶版って、早川書房さん何やってんの!</b><br />
<br />
<br />
以下は本書を読んでいて興味深かったところの抜粋メモ。<br />
<br />
・フランクリンの法則「死と税金以外に確実なものはない」<br />
・リスクを語るときは確率ではなく頻度(自然頻度)。<br />
×30% → ○10人のうち3人 + 頻度のもとになる集団の特定<br />
・不確実性(事実)←→安心感を得たがっている(心情)<br />
・不確実性を伝えると、プラセボ効果が消えてしまう<br />
・医師・患者・製薬会社、それぞれにとってリスク・コストとメリットは違う<br />
・カント『啓蒙とは何か』→「知る勇気を持て」(Sapere aude)<br />
・主観的確率…「手術の成功率は80%です」→根拠も比較対象もない<br />
・一度限りの出来事の確率…主観的確率になりやすい<br />
・「降水確率30%」とは?…定義があいまいならハッキリしたことはわからない<br />
①1日のうち30%の時間、雨が降る<br />
②ある範囲の30%に雨が降る<br />
③同じような日のうち10日に3日は雨が降る→○<br />
<br />
・絶対リスク減少率…0.9%ダウン 治療なし(偽薬)で死んだ人々の割合から、治療を受けていて死んだ人々の割合の差し引き<br />
・相対リスク減少率…22%ダウン 絶対リスクの減少値を治療なしで死んだ人の数で割ったもの<br />
・要治療数(NNT)…111人 一人の命を救うために何人を治療しなければいけないか、という数(=110人には無駄な治療ということ)<br />
→マスコミが伝えたがるのは「相対リスク減少率」、大きな数字が出るから<br />
・条件付確率…偽陽性の問題<br />
・(p66)なぜ確率をもとに正しく推論することが容易でないか?<br />
→不確実性・不完全な情報から推測するという確率論自体が人類史の中では比較的新しいものだから<br />
・(p80)陰性・陽性のマトリクス…偽陽性・偽陰性が間違い=問題<br />
cf.<a href="https://www.cresco.co.jp/blog/entry/5987/" target="_blank">分類性能の指標・まとめ</a><br />
<br />
・暴力の予測…今後この犯罪者が再び暴力行為を振るう確率<br />
・確率と自然頻度では優位的な差が出る(確率の方が高く出る傾向)<br />
・「目盛り効果」…ハッキリした数字がわからないとき、回答欄の目盛りに回答が左右される<br />
<br />
<div style="text-align: right;">
<a href="https://booklog.jp/users/tomiyadaisuke/archives/1/4152085185" target="_blank">ブクログ(単行本)</a><br />
<a href="https://booklog.jp/users/tomiyadaisuke/archives/1/415050363X" target="_blank">ブクログ(文庫)</a></div>
<!-- X:S ZenBackWidget --><br />
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</div>
<script type="text/javascript">!function(d,i){if(!d.getElementById(i)){var r=Math.ceil((new Date()*1)*Math.random());var j=d.createElement("script");j.id=i;j.async=true;j.src="//w.zenback.jp/v1/?base_uri=http%3A//blog.tomiya-daisuke.com/&nsid=96519245264861605%3A%3A105820400402841092&rand="+r;d.body.appendChild(j);}}(document,"zenback-widget-js");</script><!-- X:E ZenBackWidget -->Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5066335448172710265.post-53790946338070157952020-05-04T00:00:00.002+09:002021-02-24T07:23:57.637+09:00我が家のロックダウン緊急事態宣言が出てからこっち、うちでは毎日が「幸せな地獄」です。
3歳になる子供が僕に懐いてくれるのは親として嬉しい限りなのですが、家にいると自分の時間がほとんど取れず、それはそれで困るわけです。<br>世のお父さん・お母さんがテレワークとかしてるように仄聞したのですが、どうやればそんな神業が可能になるのか、誰か教えてください!<br>
保育所の有り難みを心の底から日々痛感しています。
<a href="http://blog.tomiya-daisuke.com/2020/05/blog-post_4.html#more"></a>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5066335448172710265.post-9251387787428988422020-04-27T00:00:00.000+09:002020-04-27T00:00:06.870+09:00前世紀の残滓中島らもの『変!!』という本の中に、以前から探していた記述が見つかった。<br>
<a href="https://amzn.to/3eE8Q25" target="_blank"><img alt="中島らも『変!!』(集英社文庫)" src="https://m.media-amazon.com/images/I/516nOUhCX+L.jpg"></a><br>
<br>
中島氏が朝日新聞紙上で連載していた「明るい悩み相談室」に月何百通と届く投書のほぼ7割がオナラネタかそれに類した下ネタであることの指摘に続き、こう書かれている。<br>
<blockquote class="tr_bq">
ただ、こうしてオナラの話ばかりが飽きもせずにくるのは、考えてみれば仕方のない話なのかもしれない。朝日新聞の読者というのは真面目な人が多いようだ。<b>三代続けて朝日新聞を取っている、ということを誇らしげに書いてくる人が異様に多い。</b>また、職業別に見ると、教職関係者の人からたくさんくる。…<br><div style="text-align: right;">
(中島らも『<a href="https://amzn.to/2Vy6f2e" target="_blank">変!!</a>』(双葉社)164頁以下・強調引用者)</div>
</blockquote>
<a href="http://blog.tomiya-daisuke.com/2020/04/blog-post_27.html#more"></a>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5066335448172710265.post-38954614328350415592020-04-20T23:39:00.000+09:002020-04-20T23:39:05.866+09:00麒麟がクルゥー!<img alt="Gyazo" src="https://gyazo.com/acd50c75b27247d7a446ad57d2a98a99/thumb/1000"><br>
<br>
今年のNHK大河ドラマ「<a href="https://www.nhk.or.jp/kirin/" target="_blank">麒麟がくる</a>」はなかなか見応えがある。<br>
<a href="http://blog.tomiya-daisuke.com/2020/04/blog-post_20.html#more"></a>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5066335448172710265.post-7840408576462480502020-04-13T00:00:00.000+09:002020-04-13T00:00:04.433+09:00ユニセックス中国ドラマ「<b><a href="https://www.ch-ginga.jp/feature/201409_kouu/" target="_blank">項羽と劉邦 King's War</a></b>」で張良を演じている俳優(霍青 フォ・チン)さんは、<br />
<a href="http://4.bp.blogspot.com/-6P-RKGcwEMw/Xow_B_JK_UI/AAAAAAAAkLw/B0DjKHXDTyIBqHGDB2k5i0gCJvkl4FzZwCK4BGAYYCw/s1600/%25E5%25BC%25B5%25E8%2589%25AF.png" imageanchor="1"><img border="0" src="https://4.bp.blogspot.com/-6P-RKGcwEMw/Xow_B_JK_UI/AAAAAAAAkLw/B0DjKHXDTyIBqHGDB2k5i0gCJvkl4FzZwCK4BGAYYCw/s400/%25E5%25BC%25B5%25E8%2589%25AF.png" /></a><br />
<br />
同じく中国ドラマ「<b><a href="http://www.sangokushi-tv.com/index.html" target="_blank">三国志 Three Kingdoms</a></b>」の魯粛を演じていました。<br />
<a href="http://2.bp.blogspot.com/-GKG_9QWWJvs/Xow_uJXjmvI/AAAAAAAAkME/QpKV15mYiIMZXr8Imbe2WKUebOH0BDaCwCK4BGAYYCw/s1600/%25E9%25AD%25AF%25E7%25B2%259B.png" imageanchor="1"><img border="0" height="180" src="https://2.bp.blogspot.com/-GKG_9QWWJvs/Xow_uJXjmvI/AAAAAAAAkME/QpKV15mYiIMZXr8Imbe2WKUebOH0BDaCwCK4BGAYYCw/s320/%25E9%25AD%25AF%25E7%25B2%259B.png" width="320" /></a><br />
<br />
日本版を作るなら、演じるのは木村多江で決まりです。<br />
<a href="http://2.bp.blogspot.com/-3UcqBp00oFg/Xow_rg-x6HI/AAAAAAAAkL8/4qxpX2HqrtYZ3UyTK4s7AVrRrfB7o0Z7wCK4BGAYYCw/s1600/%25E6%259C%25A8%25E6%259D%2591%25E5%25A4%259A%25E6%25B1%259F.png" imageanchor="1"><img border="0" height="213" src="https://2.bp.blogspot.com/-3UcqBp00oFg/Xow_rg-x6HI/AAAAAAAAkL8/4qxpX2HqrtYZ3UyTK4s7AVrRrfB7o0Z7wCK4BGAYYCw/s320/%25E6%259C%25A8%25E6%259D%2591%25E5%25A4%259A%25E6%25B1%259F.png" width="320" /></a><br />
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<br>
読後、胸中に何とも言えないむかつきのようなものが残りました。<br>
大急ぎで補足すると、このシリーズが面白くなかったと言うわけではありません。<br>
青木雄二プロダクションが故・青木雄二のテイストを守りつつ物語を新たな局面へ進めていくのは、ある意味で相当勇気の要ることです。<br>
そうでなくとも旧作ファンというのは思い入れが強ければ強い程、後継作品に対する目が厳しくなるものですが、『新ナニワ金融道』シリーズはかなりの満足度が得られる作品だったように思います。<br>
<br>
ただ、読み進めていく内に、青木雄二の世界観を引き継ぐ有名作品『カバチタレ!』シリーズとの共通点が垣間見えました。<br>
そのことについて少し書いてみます。<br>
<a href="http://blog.tomiya-daisuke.com/2020/04/blog-post.html#more"></a>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5066335448172710265.post-43847092849487174592020-03-30T08:34:00.000+09:002020-03-30T08:34:03.974+09:00教科書にないッ!<a href="https://amzn.to/2UhVKye" target="_blank"><img alt="教科書にないッ!" src="https://gyazo.com/a392a41e75a953262e4b89c59639b07b/thumb/1000" /></a><br />
(本文と画像は無関係です)<br />
<br />
木村草太教授がまたいい加減なことを言っている。<br />
<br />
<blockquote class="tr_bq">
以下は、2020年2月17日に行われた公益財団法人日仏会館討論会での質疑応答の様子を引用したものです。民間での討論ですが、メディアで周知された研究者の発言は、この間、親権問題に関する意図的な論点ずらしを含むものであり、法務省民事局参事官室が用意する商事法務研究会での論点資料においても同様の指摘が見られるため、ここで紹介いたします。<br /><br />【公益財団法人日仏会館討論会(2020年2月17日開催)】<br />(木村草太・首都大学東京教授の発言要旨)<br />離婚後共同親権親権につき、両者(親)が協力出来るのであれば単独親権であっても事実上の共同親権に出来るので、新たな立法は不要。協力出来ないのであれば、子について何も決定出来ないデッドロックに陥ってしまい、子にとって有害になる。<br /><br />来場者からの質疑応答で、当会会員Aから以下のような質問がなされるとともに、以下のやりとりがありました。<br /><br />A「木村先生は上述のようなお考えとのことだが、そうであれば、「婚姻中についても単独親権とすべき」となぜ主張されないのか。上述の議論は、婚姻中についても全く同様に成立するはず」<br />木村教授「お答えとしては、<b>婚姻中に子について両者で合意出来ないのであれば、離婚すべきということです。民法の教科書にもそのように書いてあります</b>」<br />A「それはおかしい。離婚すべきかどうかは、経済的問題等様々な要素が絡む話であって、子について合意出来るかどうかだけで決められる話ではない。」<br /><br />途中まで言いかけた所で、時間切れとなり、司会に発言が止められています。<br /><br />この件につき、当会として以下のように考えます。<br /><br /><br />①子に関する事項は重要ではあるが、離婚というのはそれ以外の観点も含めて総合的に判断するものなのであって、「ではなぜ、婚姻中は単独親権より共同親権が望ましいと言えるのか」という疑問に何も答えていない。<br />②仮に「離婚すべき」というのが正しいとして、離婚出来なかったらどうするのか、全く不明。子の重要事項に関する不一致というのが、離婚の有責主義において離婚事由とされていないこととの整合性が不明。<br />③結論として木村説は、婚姻外のカップルを合理的根拠なく差別するものであり、明確に単なるダブルスタンダード<br /><br /><div style="text-align: right;">
(<a href="https://k-kokubai.jp/2020/03/04/ikensyo2/" target="_blank">「親権議論の論点整理についての意見書」『そうだったのか!共同親権』</a> 強調引用者)</div>
</blockquote>
<br />
民法について詳しくない一般の方は、「<b>婚姻中に子について両者で合意出来ないのであれば、離婚すべきということです。民法の教科書にもそのように書いてあります</b>」という発言を読んで驚かれたのではないだろうか。<br />
だが、安心して欲しい。家族法を一通り勉強した人もこの発言には驚きと違和感を禁じ得ないはずだからだ。<br />
<br />
「民法の教科書にもそのように書いてあります」とのことなので、早速いくつかの民法の教科書をひもといたが、親権の行使についてはおよそ以下の内容しか見られなかった。<br />
<br />
<ul>
<li>「親権は、父母の婚姻中は、父母が共同して行う」(民法818条3項本文)の紹介</li>
<li>父母の合意に基づくものであれば、親権行使の際の名義は一方の単独名義で行われてもよい</li>
<li>単独名義で行われた親権の行使が、実は父母の共同の意思に基づくものでなかったとき、親権行使としてなされた代理行為は無権代理となり、一方のみの合意に基づいて未成年がした法律行為は同意なき法律行為(取消可能な行為)となる</li>
<li>父母の一方が親権を行使できない場合は他方の一方のみで親権行使できる(民法818条3項ただし書)</li>
</ul>
<br />
婚姻中の親権行使は父母の共同を前提としており、父母の意思の合意がないとその効果を後から否定できるようになっていることの説明しかない。<br />
これだけをもって「婚姻中に子について両者で合意出来ないのであれば、離婚すべき」と読み込むのは難しそうである。<br />
<br />
離婚についても見ておこう。<br />
離婚の方法としては、(1)協議離婚(民法763条以下)、(2)調停離婚(調停前置主義。家事事件手続法257条1項)、(3)審判離婚(家事事件手続法284条1項本文・2項)、(4)裁判離婚(民法770条)がある。<br />
<br />
(1)協議離婚の要件としては、①離婚意思のあること(763条)と、②当該夫婦に未成年の子がある場合に離婚後に親権者となる者を定めること(民法819条1項、765条1項)、そして③届出である。<br />
これらの要件から民法が「婚姻中に子について両者で合意出来ないのであれば、離婚すべき」という価値判断を読み取ることはできない。<br />
(2)調停離婚、(3)審判離婚は、第三者を入れて離婚を協議し、離婚の合意が成立すればその合意に強制力が発生するというものなので、協議離婚に準じて考えることになる。<br />
<br />
では、(4)裁判離婚はどうか。<br />
裁判離婚は法定の離婚原因に基づいて訴えを起こし、裁判の判決によって成立する離婚のことである(民法770条)。<br />
そして、離婚原因については770条1項1号から5号に列挙されている。<br />
<br />
<ol>
<li>不貞行為(1号)</li>
<li>悪意の遺棄(2号)</li>
<li>配偶者の3年以上の生死不明(3号)</li>
<li>配偶者の回復の見込みのない強度の精神病(4号)</li>
<li>その他婚姻を継続しがたい重大な事由(5号)</li>
</ol>
<br />
親権行使の合意が出来ないことを離婚原因とするなら、トランプのジョーカー的とでも言うべき抽象的離婚原因である5号に読み込めそうではある。<br />
ただ、それとて、親権行使の合意が出来ないことで夫婦仲が決定的に破綻し、「婚姻を継続しがたい重大な事由」と裁判所に評価される程度でなければ離婚原因とならない。<br />
<br />
結局、民法の教科書からは、<b>「親権の共同行使ができないことは、それが婚姻関係の破綻を来し、民法770条1項5号の「婚姻を継続しがたい重大な事由」に該当する程のものであると評価される場合にのみ裁判離婚しうる」</b>くらいしか読み取ることはできない。<br />
この、事案の具体的事情によってあり得べき結論の一つにすぎない共同親権行使不能による離婚を「民法の教科書に書いてあります」とまで言い切るのは論理の飛躍と言わざるを得ない。<br />
<br />
私の理解はごくごく一般的な理解だと思うが、もしこれが間違っている、親権の共同行使ができない夫婦は離婚すべきというのが民法の示す価値判断であり、民法の教科書にもそう書いてあるというのであれば、その教科書を是非教えていただきたい。Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5066335448172710265.post-63350568984197052692020-03-23T07:56:00.000+09:002020-03-23T10:20:02.311+09:00星空の既視感2月の下旬に、子供とプラネタリウムを観に行きました。<br>
<a href="http://1.bp.blogspot.com/-f04InYostdo/XmgZaWWJ5II/AAAAAAAAi00/e3Ommp6vwCwkM8V4BhoXqVkIB9JOMvnoQCK4BGAYYCw/s1600/400-0.jpg" imageanchor="1"><img border="0" src="https://1.bp.blogspot.com/-f04InYostdo/XmgZaWWJ5II/AAAAAAAAi00/e3Ommp6vwCwkM8V4BhoXqVkIB9JOMvnoQCK4BGAYYCw/s1600/400-0.jpg"></a><br>
<a href="http://blog.tomiya-daisuke.com/2020/03/blog-post_23.html#more"></a>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5066335448172710265.post-70741967199970861882020-03-16T07:19:00.000+09:002020-03-14T07:13:06.658+09:00 おしりたんていの虎の穴<div>
<a href="https://www.oshiri-tantei.com/" target="_blank">おしりたんてい</a><br>
気がつけば子供よりもハマっていました。</div>
<div>
</div><a href="http://blog.tomiya-daisuke.com/2020/03/blog-post_13.html#more"></a>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5066335448172710265.post-45360240016212172042020-03-09T07:15:00.000+09:002020-03-14T07:13:48.187+09:00援誤射撃一言一句はハッキリ覚えていないが、昔(前世紀!)、泉ピン子が、<br>
<br>
<b>傲慢、ワガママ、泉ピン子!</b><br>
<b>TV番組のスタッフをイビり倒したり、時には手をあげたりすることも!</b><br>
<b><br></b>
といった内容で週刊誌からバッシングを受けていたことがあった。<br>
<a href="http://blog.tomiya-daisuke.com/2020/03/blog-post.html#more"></a>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5066335448172710265.post-20658497824132554272019-07-18T23:28:00.000+09:002020-03-14T07:16:26.217+09:00とりあえず三国志に謝ってほしい<a href="https://www.amazon.co.jp/%E6%86%B2%E6%B3%95%E5%AD%A6%E3%81%AE%E7%97%85-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E7%AF%A0%E7%94%B0-%E8%8B%B1%E6%9C%97/dp/4106108224/ref=as_li_ss_il?_encoding=UTF8&qid=&sr=&linkCode=li3&tag=tomiyasangend-22&linkId=8a8e749661bc65e2571f18b2514b0c53&language=ja_JP" target="_blank"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4106108224&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=tomiyasangend-22&language=ja_JP"></a><img alt="" border="0" height="1" src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=tomiyasangend-22&language=ja_JP&l=li3&o=9&a=4106108224" style="border: none !important; margin: 0px !important;" width="1">
<br>
篠田英朗『憲法学の病』を読んでいたら、思わず「ホンマかいな?」と目を疑うような記述が出てきた。<br>
<a href="http://blog.tomiya-daisuke.com/2019/07/blog-post.html#more"></a>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5066335448172710265.post-82370741372498656732019-04-29T21:41:00.000+09:002019-04-29T21:41:04.464+09:00[紹介] 荻上チキ『すべての新聞は「偏って」いる』<div style="text-align: center;">
<a href="https://amzn.to/2KW2VXO" target="_blank"><img alt="荻上チキ『すべての新聞は「偏って」いる』" src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/31qu867225L._SY346_.jpg" /></a></div>
<br />
一見すると、親しみやすい現代的なメディア論である。<br />
が、中身は驚くほど古色蒼然としたメディア観で、著者が想定しているであろう批判対象(ある意味読者対象)が抱いている疑問に全く答えていない。<br />
これほど読んでいて隔靴掻痒の感を抱き続け、読み終わって肩すかしを食らったと感じた本も珍しい。<br />
<br />
著者は所謂ネトウヨ(ネット右翼)層に見られる、アンチ朝日新聞だったりアンチマスメディアだったりするスタンスへの批判を念頭に、本書を執筆したと思われる。<br />
(なお、殊更ヘイトをぶちまけている層はここでの議論対象に含まない。念のため付言しておく)<br />
そのアンチマスメディア層が抱いているメディア不信を具体的に言うと以下の二つに集約される。<br />
<br />
<ol>
<li>新聞(やテレビといったマスメディア)は特定のイデオロギーが先にあって、時には事実無根の記事で他者を批判したりもするが、報道機関に求められるのは客観的な情報の提供であり、変な色をつけた報道をするな。</li>
<li>政権を監視する力を有するマスメディアそれ自体が権力であるが、そのマスメディア権力が国民からの監視や批判を拒絶している。その結果暴走しているのがマスメディア権力だ。</li>
</ol>
<br />
<br />
これに対して著者はどう答えているか。<br />
<br />
1に対しては、報道においては事実の取捨選択から、編集という過程を経ており、そこには報道に携わった人間のバイアスが必然的に介在する。つまり、全てのメディアは「偏って」いるのであり、中立公正・無色透明な報道などあり得ない、と大上段の議論で切って捨てている。<br />
確かに、著者の言っていることは間違いではない。客観的な事実・情報など存在し得ないであろう…究極的には。<br />
<br />
しかし、アンチマスメディア層が言っているのはそこまで突き詰めた話ではない。<br />
<b>「内容の吟味や議論は情報の受け手でやるから、報道機関はそのベースとなる情報を提供しろ。</b><br />
<b>議論の基礎となる事実は議論する全ての人間が土台とできるものであり、そこに嘘や間違い、偏りがないように最大限の配慮をするのが報道を担うプロたるマスメディアにまず求められていることだ」</b><br />
自分たちのイデオロギーが先にあり、政権与党の不祥事や問題はガンガン批判するが、野党議員の不祥事に話が及びそうになると途端に触れなくなる(例、東京医大裏口入学問題)など、国民に広く提供すべき情報を自分たちの主義主張に合わせてコントロールする。<br />
もっと酷いものになると事実無根の「疑惑」を騒ぎ立てるだけ騒ぎ立て、しかも疑惑を向ける相手方に「国民が納得のいくような丁寧な説明をしろ」と悪魔の証明を求めさえする(加計学園獣医学部設置「問題」)。<br />
これは「全てのメディアは偏っている」で片付ける問題ではない。<br />
<br />
無色透明なメディアというのはないのかもしれない。<br />
中立というのも現実には望めないのかもしれない。<br />
しかし、自らの主義主張よりもまずは事実を優先して報道する「公正さ」を求めることは本当にあり得ないのだろうか。<br />
さしあたり、公正さを求める指標としては「交替可能性/交換可能性」のテストが有用であろう。<br />
交替可能性/交換可能性のテストとは、ここでは相手方を非難する言論が、立場を入れ替えてもなお主張しうるのかという論者の態度についてのテストである。メディアの報道姿勢について言えば、非難対象が自分たちに対して敵対する側(政権与党側)か近しい側(野党側)かで扱いを変えない、ということもあるだろう。<br />
上記の例で言えば、東京医大裏口入学問題に関与していたのが野党議員でなく与党議員であっても、報道において同じ扱いをするのか、ということである。この点、新聞やテレビが不信と侮蔑をもって「オールドメディア」と呼ばれているのは、「権力の監視がメディアの役目だ」という些か古びたお題目のもと、政権与党側に辛く野党側に甘いダブルスタンダードをとっているからだろう。当然、ここには交替可能性/交換可能性など認められない。<br />
<br />
本書では、ネットで「オールドメディア」が批判されているこういった点に全く触れられていない。<br />
体裁こそ今風で読みやすくわかりやすそうで、その実中身は恐ろしい程に時代遅れで、古色蒼然と言って良いくらいに古い議論水準にとどまっているように感じられる一因はここにある。<br />
<br />
2についても基本的には同じ構造である。<br />
著者は、国家と国民(含むメディア)の対立関係を「縦の関係」とし、ネットのデマなど新しいメディアによる現代的な問題を「横の関係」と捉えて説明している。<br />
が、ここにすっぽり抜け落ちているのが新聞・テレビといった巨大メディア・マスコミである。<br />
縦の関係においては「権力を批判するのがメディアの使命だ!」と国民側に立ち、横の関係においては「ネットでデマを流すのはネットユーザー」と国民相互の問題としてそこからマスコミはするっと抜けているのである。<br />
「権力を批判し、時には政権すらペンの力で打倒する」マスコミは、自身が巨大な力を有していることは明白で、マスコミが事実上の第四権力ともいわれるのはこの故である。<br />
が、著者は本書の中で新聞を「第4の力」と呼んでいる。マスコミのもつ権力性をさらっとごまかしているようで、著者の書きぶりに姑息な印象を受けた。<br />
情報を独占し、自分に都合の良いように編集して大々的に報道し、世論を形成する。時には政権すら倒す、そんな組織が国民から見て国家権力に比肩する「権力」である、という認識が本書からは決定的に欠落している。<br />
ネットのデマをもってインターネットが危うく信用ならないメディアであることも触れられているが、新聞・テレビというやつがいかに不勉強で、ろくな裏付けもとらずに適当な記事を書き飛ばしてきたかに思いを致すと、デマに対する反論もわき上がるネットの方がよほど健全だと私は思う。<br />
<br />
ネットの登場により、新聞・テレビといったマスコミのいい加減さが白日の下に晒され、事実上の「第四権力」にも監視が働き出した今、国家とマスコミ、マスコミと国民、そしてマスコミとネットという新たな関係性をどう捉え、どう考えるか。<br />
我々は時代の転換点におり、新しいメディアとどう付き合っていくか…考えるべき事はたくさんあり、同時に知的好奇心も刺激される。<br />
が、本書はそういう事共がほとんど視野に入っていない。これで「メディア論」と言われてもねぇ…と読み終わって肩を落とした。<br />
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</div>
<script type="text/javascript">!function(d,i){if(!d.getElementById(i)){var r=Math.ceil((new Date()*1)*Math.random());var j=d.createElement("script");j.id=i;j.async=true;j.src="//w.zenback.jp/v1/?base_uri=http%3A//blog.tomiya-daisuke.com/&nsid=96519245264861605%3A%3A105820400402841092&rand="+r;d.body.appendChild(j);}}(document,"zenback-widget-js");</script><!-- X:E ZenBackWidget -->Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5066335448172710265.post-3411602774653922042019-03-26T19:45:00.000+09:002020-03-14T07:18:31.620+09:00事実は教室事例よりも奇なりあれは大学1回生のときでした。<br>
後期授業が始まった頃でしたか、刑法総論のテーマが因果関係についてでした。<br>
<a href="http://blog.tomiya-daisuke.com/2019/03/blog-post.html#more"></a>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5066335448172710265.post-49627261603062877032019-02-15T19:55:00.000+09:002019-03-26T19:56:06.912+09:00世良のアコギ一つのやり方がハマったとき、その手法を滅多矢鱈と濫用して失敗する、という意味の諺・慣用句ってって、ナントカの一つ覚えくらいしか知らないが、もっと良いのはないだろうか。<br />
<br />
昔、NHKの「SONGS」に世良公則が出ていた。<br />
今現在(その当時)行っているアコースティックギター一本でのパフォーマンスに変わったいきさつを語っていたのだが、本人のモノローグがふるっていた。<br />
なんでも、コンサートツアーの若いスタッフだかが世良に「世良さんの音楽、聞いていて全然カッコいいと思わない。ダサい」みたいなことを直球で言ったらしい。<br />
世良にとってこの言葉は相当ショックだったそうで、それからしばらく自分のスタイルを見つめ直し、模索したんだとか。<br />
で、たどり着いたのがアンプラグド。そぎ落としたアコギ一本でのシンプルなパフォーマンス。<br />
新しいスタイルでのコンサートが終わった後、件の青年が言ったそうだ。<br />
「世良さん、格好良かったです!」と。<br />
<br />
「ああ、そういうことやったんか!」<br />
そのとき合点がいった。<br />
2008年に音屋吉右衛門名義で野村義男と組み、リニューアルされたアニメ・ヤッターマンのOPをする。<br />
そこで昔懐かしいヤッターマンのテーマをアコギ1本の弾き語りテイストで演奏。<br />
作曲者にして元々OP曲を歌っていた山本正之に「デモテープかと思った」と酷評され、新旧のファンから批判を浴びた。<br />
当時、何で元気いっぱいのヤッターマンのOPが、ワクワク感と対極の渋いロックテイストの弾き語りやねん、OPアニメにも全然合ってないやん! と思ったが、要はそういうことだったのだ。<br />
<br />
一つの成功体験が、その後の失敗の原因となる…ナントカの一つ覚えではイマイチしっくりこないので、この故事から「世良のアコギ」という故事成語が生まれた…ことにしよう。<br />
<br />
なお、デモテープかと思われたアコギバージョンの「ヤッターマンの歌」は予期せぬ炎上商法の結果、スマッシュヒットとなったそうである。<br />
<div>
<br /></div>
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<a href="https://www.amazon.co.jp/%E6%86%B2%E6%B3%95%E5%95%8F%E7%AD%94-%E6%A9%8B%E4%B8%8B%E5%BE%B9/dp/4198647062/ref=as_li_ss_il?_encoding=UTF8&qid=&sr=&linkCode=li3&tag=tomiyasangend-22&linkId=22af6c0a0f5d77ba0838f14212f6f41c&language=ja_JP" target="_blank"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4198647062&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=tomiyasangend-22&language=ja_JP"></a><img alt="" border="0" height="1" src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=tomiyasangend-22&language=ja_JP&l=li3&o=9&a=4198647062" style="border: none !important; margin: 0px !important;" width="1">
<br>
<a href="http://blog.tomiya-daisuke.com/2018/11/blog-post.html#more"></a>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5066335448172710265.post-3618582358281519832018-06-12T23:45:00.000+09:002018-06-13T16:37:31.546+09:00[紹介] 柿沼陽平『劉備と諸葛亮』4年ぶりの更新です(^^;)。<br>
この間、人生の転機というやつが次から次へとやってきました。<br>
といって、いまもそれほど落ち着いているわけではないのですが、ぼちぼちこのブログを再開しようと思うに至りました。<br>
<br>
本の紹介は何本か書いているのですが、なかなかまとまらず書き散らしたままになっています。<br>
そんな中、まとまらないレビューを差し置いて、最近読んだ本をエイヤッ!と投稿します。<br>
<a href="http://blog.tomiya-daisuke.com/2018/06/blog-post.html#more"></a>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5066335448172710265.post-52319084628522946942014-07-07T09:00:00.000+09:002014-07-11T13:05:23.249+09:00[感想] 映画「逆転裁判」 原作ゲームは大好きなのですが、テレビCMで映画の予告編を見たとき「こ、これは…」と固まったのを覚えています。原作ゲームのコスプレを映画でそのまんまやっていたから。ハッキリ言ってコスプレコントにしか見えず、「これは観なくて良いか…」と敬遠してました。<br />
その映画が今回CSで放映されていたので、録画して観てみました。<br />
<br />
映画予告編を見たときに感じたことは、良い意味で裏切られました。<br />
主人公の弁護士・成歩堂龍一(なるほどうりゅういち)を成宮寛貴が演じていたのですが、コスプレの違和感は5分で慣れました。そればかりか、最後の方は成宮君がゲームの成歩堂と見分けがつかないくらいに見えてきました。<br />
裁判長役の柄本明が大河ドラマスペシャル「坂の上の雲」の乃木大将とかぶって見えたのはご愛敬ですが、御剣検事や綾里真宵などもゲームのそれとして見えました。一見無茶なコスプレ劇かとも思いましたが、予想以上のクオリティだったと思います。<br />
<br />
映画のストーリーは、原作ゲームの1話・2話・4話に相当する部分。シナリオの出来も良く、ぐいぐい引き込まれた話ばかりなので、面白くないわけがありません。「そうそう、こんな話だったなぁ」と懐かしさも覚えつつ楽しんでみていました。<br />
<br />
ただ、観ていると途中から引っかかりを覚えるようになりました。<br />
それはシナリオを知っているから、というのとは別の部分でです。<br />
どうも、原作ゲームをやっていたときにあったワクワク感、ドキドキ感が感じられません。<br />
<br />
何となく引っかかりを覚えながら観ていて気がづきました。<br />
それは、「逆転裁判」というゲームの面白さを支える要素・構造です。<br />
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予備知識の無い方に簡単に説明しておきますと、この「逆転裁判」というゲームは、法廷を舞台にした推理ゲームです。<br />
プレイヤーは主人公である弁護士・成歩堂龍一となり、依頼人である被告人の無罪を勝ち取るのが目的です。<br />
探偵パートでは事件の真相を調査し、証拠品を集めます。そして法廷パートでは、証人を尋問していきます。明らかにウソを言っている証人もいますが、思い違いや記憶違い、自分の見たものとその見たものが示す意味がズレているなど、証言の矛盾や疑問点は様々。それを、時にゆさぶり、時に証言の矛盾を突き、そしてその矛盾を証拠づける証拠品を突きつけます。<br />
既存の推理系アドベンチャー(ADV)ゲームは、会話の総当たりで展開していくだけになりがちでした。要するに、全てのお話を読むだけ、選択肢付きの紙芝居、という感じがあったわけです。<br />
が、「逆転裁判」でこういったシステムを導入したことで、プレイヤーがかなり主体的にゲームを進めていく感覚を得ることになりました。これはADVゲームにおける一つの画期だったと思います。<br />
しかも、「逆転裁判」はシナリオそれ自体が非常に練られていて、クオリティーが高いのです。先の展開が読めないどんでん返しの連続。その上、探偵パートで調査してわかった新事実や、そのときは意味もわからず獲得した証拠品が、法廷パートで証人の証言を聞いたとき、証拠品の「意味」が突然ひらめいたりします。この辺のさじ加減も非常に上手く、GBAで大ヒットし、その後もiPhoneアプリなどに移植されて当然の名作と言えます。<br />
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映画化の話が持ち上がったとき、おそらくシナリオの面白さに目が行ったのだと思います。<br />
確かに、「逆転裁判」のシナリオそれ自体も法廷ミステリー・サスペンスとしてクオリティが高いと思います。ただ、シナリオの面白さだけで勝負するとなると、絶対原作ゲームに負けることもまた明らかです。ゲームシステムとシナリオが織りなす融合的な面白さのうち、シナリオだけで勝負すれば絶対パワーダウンは否めません。<br />
しかも厄介なことに、このゲームが担保している知的なスリリングさの本質は、ゲームシステムの方にあったりするのです。<br />
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基本的に原作ゲームでは、成歩堂がかなりドジなキャラとして設定されています。プレイヤーもゲームになれていない序盤は様々なアシストがなされるのですが、それも全て周りのメンターキャラが「しょうがないわね、ナルホド君」という形でアドバイスしてくれます。そして、プレイヤーはアドバイスをもらいながら、この鈍くさい成歩堂を操ってゲームを進めていきます。つまり、ゲームの主人公とプレイヤーは「プレイヤーの方が主人公よりも"わかっている"」という関係性になっているのです。<br />
そうやってドジな主人公を操りながら事件の真相を調べていくわけですが、ときどきプレイヤー自身で考えなければならない場面が出てきます。ただ、ここでも成歩堂と一緒に悩むことになるので、プレイヤーと主人公が横並びにはなっても、やはりプレイヤーが主人公を見る視点は「上から目線」です。<br />
それが切り替わるのが事件の最後の場面です。事件の最後に、真犯人を決定づける証拠品を突きつけるのですが、このとき、事件の真相に気づいた成歩堂が「あなたが犯人だという証拠は…これだ!」と断定し、そこで証拠品の選択がプレイヤーに迫られます。この瞬間、プレイヤーと主人公の立ち位置が「逆転」します。今まで操作の対象だった主人公に、無言の内に「当然解ってるだろ、お前?」と投げかけられ、プレイヤーがそれに答えなければならなくなっているわけですから。そしてその投げかけに正解をもって答えたとき、プレイヤーは成歩堂と一体化して証拠品を相手に叩きつけるわけです。「くらえ!」と。<br />
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ゲームと映画では、メディアが異なる以上、表現手段も異なってきます。ですから、ゲームを映画で忠実に再現することはできません。むしろ、ゲームとは違った形で、映画にしかできない表現を用いて、ゲームにあったワクワク・ドキドキ感を再現しないといけません。でないと、別メディアで作品化する意味がありませんから。<br />
そういう意味において、本作は原作ゲームの持つ面白さ、あるいはそれに代替する「映画でしか表現できない面白さ」を打ち出せていたか疑問です。絵的には面白いし、ゲームをしない人に「へぇ~こんな話なんだ」と知ってもらえるくらいはできたと思います。が、原作ゲームが好きな人にとっては原作ゲームの面白さを削いだ映画化と映るでしょうし、原作ゲームを知らない人にとっては原作ゲームの一番面白い部分を知らずにお話を知ってしまうことになります。<br />
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もちろん、「逆転裁判」のストーリーそれだけでも楽しめるとは思いますし、楽しんだ方の感想を否定する気はありません。<br />
ただ、私にとっては、「そもそも、とある作品を別媒体である映画にする意義とは何か?」ということを考えさせられるものになりました。<br />
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<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4845620715/ref=as_li_ss_il?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4845620715&linkCode=as2&tag=tomiyasangend-22"><img border="0" src="http://ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4845620715&Format=_SL160_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=tomiyasangend-22" height="200" width="138"></a><img alt="" border="0" src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=tomiyasangend-22&l=as2&o=9&a=4845620715" height="1" style="border: none !important; margin: 0px !important;" width="1">
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1980年代に一世を風靡したゲームブックが、まさかこんな進化を遂げているとは!村人の中から人狼を見破るのがメインだが、途中で出題されるパズルも秀逸。本でなければ楽しめない仕掛けがいっぱいで良く出来てる。<br>
<a href="http://blog.tomiya-daisuke.com/2013/12/scrap.html#more"></a>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5066335448172710265.post-5745191127592616952013-12-25T09:00:00.000+09:002013-12-25T09:00:03.740+09:00[紹介] 美内すずえ『ガラスの仮面』(4巻)<div style="text-align: center;">
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映画のちょい役→栄進座の舞台と着実に舞台あらし振りを発揮するマヤ。一方の亜弓も「紅天女」に野心を燃やし、端役や「王子とこじき」を演じる。対照的な二人の芝居を交互に描き、二人の運命を感じさせる所が上手い。(<a href="http://crossreview.jp/tomiyadaisuke/reviews/4592880048" target="_blank">crossreview</a>)<br>
<a href="http://blog.tomiya-daisuke.com/2013/12/4.html#more"></a>Unknownnoreply@blogger.com