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2013年11月27日水曜日

[紹介] 郷田マモラ『サマヨイザクラ』(下巻)

裁判員モノとしても面白いが後半はサスペンス色が強くなる。オッサン裁判員の「今の若者は弱すぎる」というセリフに「そういう優しくひ弱い若者が生まれる社会を作ったのはあなたたちです」と返したのには激しく納得。(crossreview

2013年11月25日月曜日

[紹介] 高橋秀実『おすもうさん』

相撲道というと日本の国技にして伝統…というイメージが完全に崩れ去りました。何という「ゆるふん」体質! ゆるいにも程があります(笑)。そら外国人力士に跋扈されるのもわかるわ…と変な納得さえしてしまいます。(crossreview

2013年11月20日水曜日

[紹介] 郷田マモラ『サマヨイザクラ』(上巻)

裁判員制度だけでなく、いじめ問題やネカフェ難民など色々なテーマが盛り込まれてて読み応え十分。秀逸なのが評議の場で互いを理解し合えてない部分。各々の発言の奥にある「語られない前提」を見るとドキッとします。(crossreview

2013年11月18日月曜日

[紹介] 香西秀信『修辞的思考』

修辞学者である著者の本領発揮と言える一冊。著者の本は論理の型についての分析・紹介も興味深いが、論理だけでは捉えきれない非論理的な部分での説得力にフォーカスしている。古今の名文を読み直すきっかけにもなる。(crossreview

2013年11月14日木曜日

聞いてたんと違う…

堀公俊+加藤彰『ファシリテーション・グラフィック』(日本経済新聞社)を読んでいて、気になったことがありました。

2013年11月13日水曜日

[紹介] 夢枕獏・岡野玲子『陰陽師』(7巻)

真葛と菅公(菅原道真)の囲碁対決では真葛が怨霊となっている菅公を救おうとする。しかし菅公の狙いは別に…。内裏歌合せで歌を読み間違える博雅。逸話の多い博雅を主人公の一人に選んだ上手さがここでも光っている。(crossreview

2013年11月11日月曜日

[紹介] 中島らも『永遠も半ばを過ぎて』

映画「カラスの親指」を観て、詐欺師の話つながりで読んだ。もっと早く読んどけば良かった。コン・ゲームをベースに、あの頃のらもさんのエッセイで読んだエッセンスが溢れていて面白い!出版の蘊蓄もたまりません!(crossreview

2013年11月6日水曜日

[紹介] 夢枕獏・岡野玲子『陰陽師』(6巻)

前半の、安倍晴明による陰陽五行の解説はさながら「安倍・陰陽道の実況中継」!最後には渦なんて巻いちゃってさ…。後半は『十訓抄』にも見える、源博雅が鬼と笛を交換する話。橋の怪異話ともリンクしててGood!(crossreview

2013年11月4日月曜日

[紹介] ビートたけし『間抜けの構造』

ビートたけしの「間」をお題にした語り下ろし。間抜けの具体的エピソードに思わず笑ってしまうが、その内、漫才論・落語論・スポーツ論・映画論へと発展。最後はビートたけしの人生論へ。テレビで喋らない分がここに。(crossreview