2011年9月26日月曜日

門は閉まったのか?

以前彼女に言われたことをふと思い出しました。
「ギザ10
(ギザギザ10円)って、表の平等院鳳凰堂の門が開いてるって聞いたんやけど、ホンマかな?」
気になったので、家中のギザ10(16枚ありました!)を見てみました。
どれも似たり寄ったりで、下の写真のような感じでした。

(手持ちの中で一番古かった昭和26年製のギザ10)

(比較のために平成23年製をアップしてみました)

こうして比べてみると、確かにギザ10は門が開いているようにも見えますが、門の所の細かい横線が削れただけのようにも思えます。
中央の門の所に縦線が残っているようにも見えるので、やっぱり摩耗しただけじゃないのかな?

こういうときには”中間項”を見てみるべきでしょう。
ということで、家中の非ギザ10を探したところ、昭和39年製の10円玉が見つかりました。

(昭和39年製)

良い具合に門のところが「開きかけて」ます(笑)。

昭和26年製のギザ10でも削れてなかった「十円」の「円」の字の足の部分が削れてたりしてますので、やっぱり門の所の細かい横線(扉の模様)も、経年劣化でチビたものだと思います。


ということで、僕の結論。

「10円玉は、ギザ10、非ギザ10にかかわらず、時の経過によって自然と”開門”します!」



《オマケ》
こちらのサイトによりますと、造幣局ではギザ10からデザインは一切変更してないとのことです。